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祇園祭の前祭・山鉾巡行が近づく中、見せ場のひとつ「しめ縄切り」の稽古が行われました。
長刀鉾の会所には、ことしの稚児をつとめる久保堅斗くんと禿(かむろ)役で双子の兄弟の岡山登吾くん、晴汰くんが顔を揃えました。「しめ縄切り」は、巡行の先頭を行く長刀鉾の稚児が四条通に張った「しめ縄」を切って巡行の開始を告げる行事で、祭りの見せ場の一つとなっています。まずは模造刀を手に、稚児係の指導を受けながら所作を習った久保くん。続いて本番の衣装を羽織り、真剣に持ち替えると、堂々とした所作で刀を振り下ろしました。最後は、四条通に建てられた鉾の上で稽古姿を披露し、「タン!」と、見事に縄を一刀両断すると、観客から拍手がわき起こっていました。