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全日本学生空手道 男子形・同志社大の渡邊湧斗が生まれ故郷で初の日本一に! 女子個人組手・京都産業大の池田真白は準々決勝で優勝候補の同志社大・釜つばさを破ったものの、優勝は来年に持ち越し!

2025年7月14日 18:15

7月6日、姫路市で「第69回全日本学生空手道選手権」が行われ、京都勢が活躍しました。
空手の「形」(かた)は、架空の相手に対する攻撃と防御を組み合わせた「演武」で競い合います!
男子「形」に出場した同志社大学4年で、姫路市出身の渡邊湧斗には、生まれ故郷で有終の美を飾りたいという思いがありました。
所属する空手の流派、剛柔流、最難関の演武、「スーパーリンペイ」で予選トップの得点をたたき出し、決勝へ駒を進めました。
決勝は、同門対決となります。
渡邊に立ちはだかるのは、同じ空手道部の1年、中島汰尊です。
中島に名前の由来を聞いてみると・・・

【声】同志社大学 中島汰尊選手(1年・浪速高校出身)
「(名前は)父がボクシング好きでアメリカの元プロボクサーのマイク・タイソンから取った。
ボクシングを見るのは好きですが、気が付いたら空手をやって生活の一部になっていたので、やはり、もう空手で頑張ります!」

ボクシングの強豪、大阪の浪速高校で空手に励んだ中島。
高校時代、全国選抜大会や全国インターハイ、そして国民スポーツ大会の少年の部(SAGA2024国スポ)で優勝を飾りました。
大学でも頂点を狙う中島は、決勝の舞台で渾身の演武を披露。
一方、渡邊は、兵庫の東洋大学附属姫路高校時代、タイトルには無縁でしたが、大学でコツコツと空手の形を探求し、実力をつけてきました。
学生最後の年「空手人生」の全てを懸けました。
判定の結果、僅差で渡邊が上回り、生まれ故郷で大学日本一に輝きました。

【声】同志社大学 渡邊湧斗選手(4年・東洋大学附属姫路高校)
「僕自身5歳から空手を始めて17年、日本一を目指してずっとやってきたのですが、一度も日本一になれたことがない。
日本一になりたい思いが強かったので、同志社大学を選び進学した。
4年目、ラストの年で、ついに日本一になれて、言葉が出ないというか、本当にうれしい気持ちでいっぱいです」

全国の地区予選を勝ち抜いた101人がエントリーする女子個人組手では、京都産業大学3年の池田真白が躍進します!
準々決勝では、優勝候補の同志社大学4年の釜つばさと対戦しました。
池田は、先に1ポイントを奪われてしまいます。
しかし、試合残り10秒、池田が猛攻を仕掛け同点に追いつきます。
スコアは1対1の同点でタイムアップ。(釜は「先取」を反則で消失)
結果は、判定にもつれた末に、池田が勝利しました。

【声】京都産業大学 池田真白選手(3年・東大阪大学敬愛高校出身)
「公式戦で釜さんに勝ったことがなくて、実感が湧かなかったというか、うわー勝ってしまったな、みたいな」

【声】同志社大学 釜つばさ選手(4年・香川・高松中央高校出身)
「自分が高校3年の時、それもインターハイで、一番期待されていたが、直前でコロナになって出場すらできなくて。
その分、大学最後の年は日本一を取りたいなと思っていたのですが...まだまだ自分の力が足りなかった(涙)」

釜に勝利した池田は、勢いに乗り、準決勝を大差で勝利すると、決勝で中部学院大学4年の寺澤紗良と対戦します。
先に、2ポイントを奪われた池田ですが、1本技を決め、3ポイントを奪い逆転。
その後、一進一退の攻防となり、試合残り17秒で、両者5ポイントの同点。
池田は、最後の力をふりしぼり果敢に攻めますが、土壇場でポイントを許し、敗れました。
京産大史上初となる女子個人組手優勝は、来年に持ち越しとなりました。

【声】京都産業大学 池田真白選手(3年・東大阪大学敬愛高校出身)
「いざ、あの場に立ってみると、頭が真っ白になる。
ルールも分からなくなるくらい、頭が真っ白で。
もっとできたことがあったなとか、冷静に戦えば良かったなという、今は後悔の気持ちが大きい。
たくさんの人に応援していただいて、いろんな人に応援に駆けつけていただいて、決勝戦まで上がれたので、来年は、皆さんの期待に応えるように、1年間全力で努力します!」

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