ニュース
祇園祭を前に、京都の大学生たちが、29日、厄除けのちまき作りを手伝いました。綾傘鉾保存会では、京都市下京区の大原神社で7月1日から始まる祇園祭でのちまき授与に向け準備を行いました。また、佛教大学や京都華頂大学、それに立命館大学などの学生およそ60人もちまき作りを手伝いました。祇園祭のちまきは、芯となるわらをチマキザサの葉でくるみ、イグサを巻いて仕上げ、厄除けとして玄関に飾られます。学生たちは、保存会の若手メンバーの指導を受けながら、ちまきにのし紙とお札を巻き付け、袋に詰める仕上げ作業を担当しました。参加した学生は「私自身が京都府外から来たんですが、伝統的な作業に携わるのが初めてなので、自分も地域の一員になった気持ちになった」と嬉しそうに語りました。綾傘鉾では、29日、4,500本のちまきを完成させる予定で、7月12日から授与します。