ニュース
機械製造会社「大川原化工機」の社長らに対する捏造事件を考えるシンポジウムが、21日、京都市内で開かれました。このシンポジウムは、京都弁護士会が主催したもので、市民らおよそ100人が参加しました。シンポジウムには、大川原正明社長や、事件の弁護団を務めた弁護士らが登壇しました。はじめに、弁護団の高田剛弁護士が、無罪を勝ち取るために大川原社長らに完全黙秘を貫くことを進言したり、裁判の中で、正義感から捏造を認める捜査員が出てきたことなどを説明しました。一方、黙秘したことによって大川原社長らが身柄を11カ月間も拘束されたことを明かしました。また、大川原社長は 検察官の取り調べを受けた際の実体験を話し、従業員に対して、脅しや高圧的な態度で事情聴取があったと明かしました。弁護団は、今後、事件を作り出したことを検証するよう、警視庁や東京地検に求めるということです。