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大蛇に見立てた竹を豪快に切り落とし、ことしの収穫を占う「竹伐り会式」が、京都市左京区の鞍馬寺で行われました。
「竹伐り会式」は、およそ1100年前、鞍馬寺の中興の祖とされる峯延が、修行中に現れた大蛇を真言をとなえて退治した故事にちなんだもので、毎年6月20日に行われる伝統行事です。20日午後2時、僧兵姿の法師たちは、はじめに太さ10センチほどの竹を4メートルほどの長さに切り揃える「竹ならし」を行いました。雅楽と舞が奉納されたあと、法師たちは、東の「近江座」と西の「丹波座」に分かれ、竹を切る早さを競う「勝負伐り」が始まりました。多くの参拝者が見守る中、2人1組の法師たちは、竹を山刀で勢いよく切っていきます。先に6等分すると勝ちで、勝った側が豊作になるとされています。勝負の結果は......!
【声】「丹波の勝ち~」
今年は丹波座が、25秒ほどで見事勝利を収めました。