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全日本学生アーチェリー女子王座決定戦 同志社大学は準々決勝で早稲田大学に延長戦負け

2025年6月20日 18:00

静岡県で行われた大学アーチェリーの団体日本一を決する「王座決定戦」。
女子で優勝候補の同志社大学の戦いに迫ります!

予選は70メートル先の的に対して、異なるチームの3選手が6本の矢を放ちます。
その後、3選手が矢の元に行き、得点をチェックし合います。
これを12回繰り返し、合計72本の矢を放つ、過酷な戦いです。
予選、同志社は精鋭4人が出場しました。 
去年の大会で3位に輝き、今年こそはと意気込む、主将の関根。
21歳以下日本代表の3年の鈴木と、2年の林、そして初出場2年の江口です。
予選は、この4選手の上位3人の合計得点で競います。
注目は鈴木です!
去年、今回の予選と同じ70メートルラウンドで、21歳以下の日本記録を更新した世代屈指のアーチャーです。
しかし、この日、鈴木を始め、同志社の選手は、スコアメイクに苦しみます。
雨に悩まされたのです。

【声】同志社大学 鈴木さくら選手
「風は予想していたが、雨には少し弱かった」

【声】同志社大学 林若奈選手
「私が大学に入ってから初めての雨の試合だったので、わからなくて、さまよう事が多かったです」

それでも、鈴木が全体の6位に食い込むなど底力を見せ、同志社は24チーム中、5位で決勝トーナメントに進出しました。

個人成績
 6位 鈴木さくら(3年) 631点
17位 林 若奈 (2年) 611点
25位 関根沙英 (4年) 599点
40位 江口 望  (2年) 568点

【声】同志社大学 関根沙英主将
「あすの決勝トーナメントでは、もっといい結果を皆さんに見せる事ができるように、フィードバックをして臨みたい」

雨があがった翌日の試合(Round of 16)で、同志社は、甲南大学と対戦しました。
試合は4セットマッチ、1セット・1チーム3人が、それぞれ2本の矢を射ち、合計点で相手を上回ると2ポイントを得ます。
5ポイントを先に取れば勝利です。
先に2ポイントを取った同志社ですが、その後、4ポイント失い、窮地に追い込まれます。
しかし最終セットで取り返し、4対4。
勝負は、3人が1本ずつ、矢を射ち、合計点を競う延長戦「シュートオフ」に突入します。
主将の意地、2番手の関根は「手が震えた」と言いますが、ただ一人中心の10点を射抜き、チームに勢いを与えます。
同志社が、甲南を振り切り勝利を飾りました。

【声】同志社大学 石田華野コーチ
「もう泣いてまう!もう泣いてもうた」
(選手たち)
「早い、早い!」

準々決勝、同志社は早稲田大学と対戦します。
この試合も、4セットで決着がつかず延長戦へもつれこみました。
岩手県からかけつけた、関根主将の母、裕子さんも祈るように見つめました。
あと一歩届かず、同志社は3点差で敗れました。

【声】同志社大学 関根沙英主将
「結果は、もう戻ってこない。
きょう学んだことを次の下級生たちが生かして、来年の王座でアベック優勝を目標に1年間頑張ってくれたらいいなという思いです」

あふれてくる母への思い!

【声】同志社大学 関根沙英主将
「今まで何不自由なく、私がアーチェリーをやりたいと言った時も、いいよと実家から離れた学校に通わせてくれたり、アーチェリーをさせてくれたり、本当に迷惑もかけたし、心配もかけたし、お金もかけたし(笑)本当にひとつも不自由なく、伸び伸びと過ごさせてもらって、ありがたいなという気持ちでいっぱいです。
アーチェリーで学んだことは忍耐力です。忍耐力が、一番ついたと思う(笑)」

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