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今月10日の大雨の影響で、京都五山の送り火のひとつ、大文字の火床3カ所が崩れていることが分かりました。被害が確認されたのは、京都市左京区如意ヶ嶽にある「大文字」の字の一画目、南側部分の火床3カ所です。幅およそ90センチ、深さおよそ30センチの亀裂がおよそ15メートルに渡り続いています。今月12日の午前10時ごろに登山者が発見しました。19日に大文字保存会の長谷川英文理事長と土木業者らが、被害の発覚後、初めて現場を訪れ、火床の状況を確認しました。
【大文字保存会 長谷川英文理事長の声】
「点火すれば『大』には見えない状況で、どうしても全面復旧が必要」
保存会によりますと、来月12日までに仮復旧作業を行い、ことしの送り火が終了しだい、本格的な復旧工事にとりかかる予定だということです。