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京都府南部では、妖怪たちが集いおどろおどろしい世界が繰り広げられています。木彫りの輪入道は、夜な夜な街を徘徊し、その姿を見た人の魂を奪う妖怪です。精華町の京都府立けいはんな記念公園では京都市東山区にある京都美術工芸大学と南丹市の京都伝統工芸大学校の学生や卒業生、それに教員の作品およそ20点が展示されています。妖怪は、人々の不安や不可解な現象に名前を与え、姿を描きました。古くから語り継がれる妖怪を、彫刻、蒔絵など古くから伝わる伝統工芸を用い、そこに学生の若い感性が盛り込まれています。会場は、照明が落とされ雰囲気を盛り上げる中、来場者は、用意された提灯を持って鑑賞します。この妖怪展は6月29日まで行われています。