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およそ800個の色とりどりの風鈴が京都市内の神社に飾られ、初夏の訪れを告げています。鈴の音色は、神を慰め、参拝者の穢れをはらうとされていて、京都市西京区の松尾大社は、新型コロナウイルスの蔓延をきっかけに、5年前から「風鈴祈願」として境内の手水舎(てみずしゃ)などに風鈴を飾っています。風鈴の数は年々増えていて、ことし飾られているのは、およそ800個。赤や緑の風鈴は、神職がひとつずつ色づけしたということです。風鈴には、願いを書いた短冊を吊るすこともでき、家内安全などを願ったものが飾られています。参拝者は、色とりどりの風鈴を写真に収めるなどして初夏の訪れを感じていました。松尾大社の岩田康彦権禰宜は、「当社の風鈴祈願をご覧いただいて、少しでも気持ちを和めていただき楽しんでいただければ幸いです」と話しました。松尾大社の風鈴は、9月7日まで飾られます。