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幕末の志士として活躍し、明治の近代国家成立の礎を築いた桂小五郎の遺徳をしのぶ「松菊祭(しょうぎくさい)」が、小五郎の命日にあたる26日、京都市東山区の京都霊山護國神社で営まれました。松菊祭は、桂小五郎の雅号「松菊」にちなむ京都霊山護国神社の行事です。幕末は長州藩のリーダーとして薩長同盟を実現させるなど倒幕運動を推し進め、西郷隆盛や大久保利通とともに「維新の三傑」と称される桂小五郎は、木戸孝允と改名し、近代国家成立のために奔走しますが、1877年(明治10年)5月26日に志なかばで病死しました。命日にあたる26日、小五郎と妻の松子が眠る境内の墓の前では、訪れた日本や海外の歴史ファンらが花束や玉串を墓前に捧げ、静かに手を合わせていました。