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京都府南部 南山城地域に伝わる民間信仰に焦点を当てた企画展が、木津川市の山城郷土資料館で開催されています。この民間信仰は「日待講(ひまちこう)」と呼ばれ、特定の日に、人々が集まって天照大神と八幡大菩薩、春日大明神を描いた掛け軸を飾り、手を合わせたあと飲食をしながら、夜が明けるのを待つというものです。目的は様々で、地域や寄り合いによって神道寄りであったり仏教寄りであったりします。また、山城郷土資料館が所蔵する八幡市の自転車店「奥田商店」の派手なポスターや、第2次大戦で出征する兵士に贈った「千人針」など江戸時代から戦前を中心に8万件以上に及ぶ資料の一部も展示されています。企画展「未来へつなぐ文化財」は、6月29日まで開催されています。