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展覧会「広がる屏風、語る絵巻」 京都市左京区 細見美術館

2025年5月24日 12:00

空間を彩る屏風と手元で物語を進める絵巻を集めた展覧会が、京都市左京区の細見美術館で24日から始まりました。この展覧会は、屏風と絵巻による絵画の見え方の違いを感じてもらうために開かれていて、細見コレクションを中心に、25点の作品が展示されています。なかでも桃山時代の作品「豊公吉野花見図屛風」は、豊臣秀吉の花見行列を描いています。満開のサクラが六曲一双の屏風をまたがって描かれている一方で、こしに乗った秀吉や人々の生活の様子などは細かく表現されている、ダイナミックかつ繊細な作品です。このほか、美しい玉虫姫をめぐる、セミやキリギリス、ヒグラシを擬人化した愛物語「きりぎりす絵巻」。登場人物は、体は人間ですが頭は昆虫の姿になっている個性豊かな作品です。着物や調度品も色鮮やかに描かれていて、見る人をひきつけます。展覧会は8月3日まで開かれていて、6月30日には、一部展示替えが行われます。

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