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京都三大祭りのひとつ・葵祭を締めくくる献茶祭が、17日、京都市北区の上賀茂神社で営まれ、雨が降りしきる中、境内には厳かな空間が広がりました。上賀茂神社の献茶祭は、葵祭が無事に執り行われたことに対する感謝を奉告するもので、1954年から表千家と裏千家が毎年交代で務めています。ことし、お点前を披露したのは表千家の三木町宗行宗匠で、およそ200人の参列者が見守るなか、三木町宗匠が静かにお茶を点てました。雨が降りしきるなか、境内では神事が行われたあと、「濃茶」と「薄茶」の2種類のお茶が点てられ、神前に供えられました。参列者は、三木町宗匠の優雅な所作を静かに見守りました。そして、神職が慎重に神前に運び祭神に捧げたあと、玉串を奉納して神事を締めくくりました。