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サッカーJ1の京都サンガでチーム最年長36歳、長沢駿選手にフォーカスします!
5月7日、ホーム・町田ゼルビア戦で、長沢駿選手は、11試合ぶりにピッチに戻ってきました。
得点こそありませんでしたが、献身的なプレーでハードワークした長沢選手を、チョウ監督は、「あの歳で、あれだけ走り、攻守に絡んでくれるのは、チームとっても勇気になる"誇るべき"選手と高く評価しました」
2対1で勝利した試合後のロッカールームで、チョウ監督は、長沢選手の「熱い想い」を選手たちの前で語りました。
【声】京都サンガ FW 93 長沢駿選手(36)
試合後ロッカールームで監督は?
「正直サッカー選手として1回、僕は終わっていた。
そういうのも含めてチョウ監督は、くみ取って言ってくれた言葉があった。
あそこで「ひとことしゃべれ」って言われていたら、完全に泣いていたと思う。
そこもちゃんとくみ取ってくれて「しゃべるな」
違う選手に「ひとこと」って言っていた」
昨シーズン、長沢選手は、J2の大分トリニータでプレーしていました。
28試合に出場して、チーム最多の6得点をあげる活躍を見せましたが、シーズン終了後、クラブから契約満了を伝えらえました。
まさかの戦力外通告です。
先が短い選手と判断されたのか?納得ができない通告でした。
そんな長沢選手を救ったのが、京都サンガであり、チョウ監督です!
そして、その判断は間違っていませんでした。
町田ゼルビア戦から中3日で迎えた名古屋グランパス戦。
後半から長沢選手はピッチに立ちます。
【実況・相埜アナ】
「長沢にボールが通ったぞ!長沢がおさめて、もどす、武田の・・・シュートにはいきません。そして、宮本のシュートだ!ゴール決まった!
押し込んだのは93番、長沢です!長沢のヘディング。サンガ先制!
チョウ監督が、前節の働きぶりで、本当に誇るべき選手なんです、と話していた、その長沢が決めてくれました」
J2のチームに戦力外とみなされた選手が輝いた瞬間でした。
【声】京都サンガ FW 93 長沢駿選手(36)
「ゴール前で駆け引きして入って、あそこの空間だけは、自分しか反応できていなかったと思うし、あそこで結果として、ゴールに持っていけるというのは、サッカーの神様ちゃんと見ていてくれているだと思いました」
長沢駿選手が、小学5年のとき、25年後の自分へ送ったメッセージが残っています。
プロサッカー選手を夢見た長沢少年は、「36歳、プロサッカー選手としては引退しているでしょう」と言葉にしました。
そんな自分へのメッセージ!
【声】京都サンガ FW 93 長沢駿選手(36)
小学5年の自分へ
「腐らずというか、ひたむきに努力し続ければ、必ずいいことはあるというのと、見てくれている人は必ず見てくれている。
やっぱ、もっと若いときから知っていればと思うので、そういう部分は言ってあげたな」