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関西インカレ陸上 男子1万m競歩・厚底シューズで急成長の京大大学院の原圭祐が大会記録更新で初優勝!京都大の選手の活躍が目覚ましい!

2025年5月14日 18:00

大阪の長居で行われた大学の陸上選手権「関西インカレ」!
今回は、情熱を持って陸上に取り組む選手たちです
男子1万メートル競歩の序盤で先頭に立ったのは、去年、大学日本一に輝いた立命館大学4年・土屋温希です。
土屋がレースのポイントとしてあげたのが「厚底シューズ」!

【声】立命館大学 4年 土屋温希選手
「以前まで競歩は薄底シューズだったが、ここ1~2年で一気に厚底化が進んだ。
カーボンプレートが入っていて反発が得られるというので」

カーボンプレートは、シューズの底に組み込まれるプレートで、着地する時に大きな反発力を生み出します。

【声】立命館大学 4年 土屋温希選手
「厚底シューズでは、歩けないだろうと言われていたが、選手たちが歩型を変えて整えてきた。ここ1~2年で。
今大会が完全に厚底シューズ化して初の関西インカレだった」

土屋選手を含め、多くの選手は厚底シューズの適応に苦んだといいます。
そんな中、白のユニフォーム・京都大学・大学院の原圭祐は、1年半前に長距離から競歩に転向したため、その心配はありませんでした。

【声】京都大学・大学院 原圭祐選手
「"厚底"への適応が必要だったかというよりか、まず競歩の練習をしていく中で、同時に"厚底への適応が進んでいった。
そこに関して僕は、そこまで抵抗がない。
むしろ「厚底」の恩恵を最大限に受けた側だと思います」

厚底シューズで競歩を始めた原は、183センチの長身を生かしたストライドで急成長しました。
京都大学の先輩でオリンピアンの山西利和の大会記録を更新、さらに、土屋の関西学生記録も上回るタイムで初優勝を飾りました。
2位には、土屋が入りました。

【声】京都大学・大学院 原圭祐選手
「今回は勝てましたが、2月の日本選手権では僕の方が完敗だったので、これからもバチバチやっていければと思います」

【声】立命館大学 4年 土屋温希選手
「全てにおいて、完敗かなと思います。
特に歩型・・・。
この関西インカレにかける気持ちの強さも原選手の方が強かったので、完敗です!」

「学生のオリンピック」といわれるワールドユニバーシティゲームズが7月にドイツで行われます。
原と土屋は、男子20キロ競歩の日本代表に選ばれています。
今後も2人の「歩き」に注目です。

原だけでなく京都大学のアスリートの活躍には、目覚ましいものがありました。
女子やり投げでは、大学院の篠田佳奈が、2位におよそ5メートルの差をつけ、大会4連覇を飾りました。
また、男子走り高跳びでも、京都大学・大学院の山中駿が、大会4連覇を達成しました。
山中もワールドユニバーシティゲームズ日本代表に選出されています。

園田学園大学3年の廣瀬桃奈は、洛北高校時代、短距離の選手でしたが、大学に入って三段跳びに転向しました。
インスタグラムを覗くと「#1センチずつ ベスト出る人と つながりたい」など、競技に対する真摯な向き合い方が見て取れます。
今シーズンは、大きな飛躍を誓います!

【声】園田学園大学 3年 廣瀬桃奈選手(洛北高校出身)
「ドカーンといきたいですね!
2位脱却がいいです。
ハッシュタグ2位脱却で!」

まずは、関西で2位脱却です!
廣瀬にとって初の優勝となりました。

【声】園田学園大学 3年 廣瀬桃奈選手(洛北高校出身)
「去年に比べて、かなりアベレージが上がってきている。
条件さえ整えば、13m跳べるかなと思える自信もついてきたのが、去年と違う!」

廣瀬に次いで2位に入ったのが、同じ園田学園大学1年の山中真琴です。
京都文教高校3年の時に三段跳びで全国インターハイ準優勝を果たしました。
大学では全国の頂点を目指します!

【声】園田学園大学 1年 山中真琴選手(京都文教高校出身)
「廣瀬選手は、まずスピードが違う。
自分にないものを持っている。ただただかっこいい!」

【声】廣瀬&山中
「ハッシュタグ2位脱却!」

男子三段跳びでは北稜高校時代に全国インターハイを制した同志社大学2年の中田凱斗が、大会記録に迫る記録で初優勝を飾りました。

【声】同志社大学 2年 中田凱斗選手(北稜高校)
「16mを何回も跳んでいって、シニアの舞台でも勝負したい!」

走ったり、跳んだりするだけが陸上ではありません。
女子円盤投げに出場した京都産業大学4年の西込珠輝来は、両親のすすめで、中学から円盤投げを始めました。

【声】京都産業大学 4年 西込珠輝来選手
「親が陸上をしていたわけではない。
人一倍力を持っていたので、握力も小学4年の平均より小学1年で上回っていた。
ソフトボールも男子と勝負していた」

大阪に住む両親は愛娘の才能を見抜いたのか?
西込は、最終学年で見事、関西女王の座につきました。
支えてくれている両親への感謝も忘れません!

【声】京都産業大学 4年 西込珠輝来選手
両親へ
「朝 早い中 弁当を作ってくれたり、トレーニングも一緒に手伝ってくれて
本当にありがとう。まだまだ強くなります!」

メイン会場の隣の競技場で行われていた女子ハンマー投げでも初優勝の選手がいました。
立命館大学3年の三村啓恵です。
冬の間、関東の強豪大学の門をたたくなど技術に磨きをかけてきました。

【声】立命館大学 3年 三村啓恵選手
「立命館のスプリント(短距離)は結構、強いので注目されがちですが、フィールド競技も頑張っている事を伝えられたかなと思う。
ハンマー投げは、サブグラウンドで投げる事が多いので、注目されにくい競技ですが、是非、おもしろいので見たら、応援して頂けたらうれしい!」

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