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京田辺市の名刹・酬恩庵一休寺で、寺のシンボルとも言える松の木が惜しまれつつ伐採されることになりました。一休寺は、鎌倉時代、臨済宗の高僧によって建立されました。これを一休禅師が、室町時代・中期、寺を再興し、晩年を過ごしたことから一休寺と呼ばれています。その一休寺の庫裡の前にある松が枯れ始めたため伐採されることになり、この大型連休が松を見ることができる最後の機会となりました。庫裡は、江戸時代前期の1650年、加賀前田藩が寄進し建立されました。それ以降、松は境内を静かに見守り続け、一休寺の景観の象徴となりました。一休寺では、松の姿を心に刻んでもらうため大型連休中に、是非参拝してほしいと話しています。