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颯爽と駆け抜ける馬の上から的をめがけて矢を射る「流鏑馬神事」が、京都市左京区の下鴨神社で行われました。 下鴨神社の流鏑馬神事は、京都三大祭のひとつ葵祭の安全を祈る神事で、飛鳥時代から営まれていたとされ、一時途絶えましたが、1973年に、式年遷宮の記念行事として復活しました。3日は、青空のもと、新緑が芽吹く糺の森で行われ、公家や武家の姿をした射手たちが、次々と馬に乗って駆け抜けながら的を目がけて矢を放ち、主催者発表でおよそ2万人の参拝者を魅了しました。およそ500メートルの馬場には、50センチ四方の3つの的が100メートルごとに置かれ、射手たちが「イン(陰)、ヨー(陽)」の掛け声とともに、馬の上から矢で的を見事に射ぬいていきました。射手が、3つの的すべてに的中させると、観覧席からは、大きな歓声と拍手が沸き起こっていました。葵祭関連の神事は、上賀茂神社で、4日、斎王代が身を清める「御禊の儀」が行われます。