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30日未明、京都市下京区の国道で、大量の水が漏れ出して道路が冠水しました。現場では、周辺道路を一部規制して復旧作業が行われています。
午前3時半ごろ、京都市下京区の国道1号の五条通高倉交差点付近で、「道路が水であふれている」と目撃した人から110番通報がありました。警察によりますと、交差点付近でアスファルトの隆起や陥没が起きて道路が冠水し、現在も五条通堺町交差点から高倉交差点までの西行き車線を規制しています。今のところ、人的被害は確認されていません。京都市上下水道局によりますと、現場地下にある直径30センチの上水道管が老朽化によって破損し、水があふれ出したとみられ、床下浸水した住宅もあるということです。上水道管は、1959年(昭和34年)に敷設された60年以上前のもので、周辺では老朽化対策の工事を進めていました。上下水道局では、午後1時15分ごろ、バルブを操作して漏水部分の水を止め、上水道管の破損状況を確認した上で修繕作業にあたっているということです。この影響で、周辺住宅などでは水道から濁った水が出る可能性があるため、朝から応急給水を実施しています。