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4月13日、高校陸上 シーズン幕開けとなる春季大会が行われ、各校のルーキーが躍動しました。
時折激しさを増す雨の中行われた京都府高校春季陸上大会、1年生にとってのデビュー戦です。
女子800m、存在感を示したのは 立命館宇治高校 南村京伽選手です。
今年1月に行われた全国女子駅伝で、 中学区間の3区を務めた南村選手は、後半驚異の追い上げをみせる走りで、1年生ながら今大会1位の結果を残しました
【声】立命館宇治高校 1年 南村京伽 選手
「スピードに乗った走りがしたいなと思っていたんですけど、スローペースになってしまった部分があったので、しっかりと前半から先頭に立って、自分でレースを作れるようにしたかったです」
憧れの先輩は 全国女子駅伝で共に走り、この3月に立命館宇治高校を卒業した大西桃花さんで、この日着ていた練習ウェアはその大西さんから引き継いだものでした。
そんな南村選手の目標は・・・
【声】立命館宇治高校 1年 南村京伽 選手
「1年生だけど、しっかりと限界を決めずに上を目指して、都大路で歴代の先輩のような力強い走りをして、チームに貢献できるような走りがしたいです」
男子1500m、2位の走りを見せたのは、洛南高校の稲垣翔馴選手で、全日本中学陸上大会で1500m優勝を果たした実力者です。
中学時代はクラブチームで父親とともに練習を行ってきたという稲垣選手は、神奈川県から京都 洛南高校へ入学しました。
【声】洛南高校 1年 稲垣翔馴 選手
「奥村先生の指導が自分の父と似ているのと、洛南高校の短距離の練習も取り入れて、ラストスパートに磨きをかけるために洛南高校への進学を決めました」
新たな地で始まった陸上生活 1年目の目標は・・・
【声】洛南高校 1年 稲垣翔馴 選手
「インターハイの5000m、1500mのどっちに出るか分からないんですけど、どっちかで入賞や優勝ができたらいいなと思っています」
同じく洛南高校で、男子200mに出場したのは、去年200m奈良県中学記録を塗り替えた濱口彪峨選手です。
悪天候の中、自己ベストに近いタイムを出し、2位と好発進のデビュー戦となりました。
【声】洛南高校 1年 濱口彪峨 選手
「1年生から全国インターハイの決勝に残ることは難しいと思うんですけど、そこを目標にして 頑張っていきたいです」
そして驚きのデビュー戦となったのが、去年女子100mの京都中学記録を塗り替えた薬師寺愛葉選手です。
京都光華高校へ進学し迎えたデビュー戦の出場種目はなんと、やり投げでした。
【声】京都光華高校 1年 薬師寺愛葉 選手
「4か月くらい、ケガをしてしまって走れなくて、その間に顧問の先生方と色々相談させてもらって、自分のやってみたい種目で、楽しくできる種目を選んだのがこのやり投げをした理由です」
残念ながら ファールとなり やり投げの公式記録は残りませんでしたが、高校陸上を楽しくスタートできたと笑顔をみせました。
また この日 リレー種目にも出場した薬師寺選手、今後の大会は 専門としている短距離種目でのインターハイ出場を目指し調整していきます。
【声】京都光華高校 1年 薬師寺愛葉 選手
「全国大会に出場して、8位以内に1年生で入ることが大きい目標なので、部員と切磋琢磨しながら頑張っていきます」