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北陸新幹線延伸 京都府内自治体へ説明会

2025年3月25日 18:00

北陸新幹線の延伸をめぐり、国土交通省と鉄道運輸機構は25日、府内の各自治体への説明会を京都市内で開きました。北陸新幹線の延伸については、敦賀から京都を経由して新大阪に至る「小浜・京都ルート」での着工に向けた準備が進められていますが、京都府の西脇知事や京都市の松井市長はこれまで、与党の整備委員会に対し、地下水への影響や排出される土砂などへの懸念を表明しています。説明会には、府内23の自治体の首長や担当者らが出席し、鉄道運輸機構の担当者から小浜・京都ルートに決まった経緯や工事による影響への見解などを聞きました。この中で機構側は、地下水への影響について、水位が低下する範囲は狭く、いずれのルートでも影響はないとし、また、トンネル工事で採用されるとみられる「シールド工法」についても、適切な工事を行えばトラブルはないと強調しました。また南丹市などの区間で延伸ルートが国定公園内を通ることについては、規制の厳しい第1種・第2種と呼ばれる区域を避けると説明しました。さらに排出土については、関係者と協議して適切に処理するとしましたが、具体的な対策は示されませんでした。そして工事にともなう交通渋滞については、GPSなどを使い、車両の運転間隔を調整する対策が説明されました。出席した自治体からは......

【声】南丹市 西村良平 市長
「深まった材料が得られなかったということです。土の仮置き場はどうするのかとか、地形的な条件でかなり制約される中で、どうするんだというようなことは、もう少し具体的に説明ができる材料がないと判断しかねます」

機構側は、今後もこうした説明の場を設けるとしています。

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