京都府立農芸高校が快挙です。乳牛の品評会、オールニッポン・ホルスタインコンテストのジュニア・クラスで府立農芸高校のフイラ号が全国1位に輝きました。フイラ号は府立農芸高校・動物資源コースの20年以上にわたる改良の結晶ともいえる牛で、これまで農林水産省賞をはじめ多くの賞を獲得しています。今回、国内では唯一の写真による乳牛のコンテスト「第42回オールニッポン・ホルスタインコンテスト」の第7部、3歳経産ジュニア・クラスで審査された46頭の中から1位を獲得しました。大会は、高校だけでなくプロの酪農家の牛も審査対象となっていて学校では、この大会で農業高校が全国1位を受賞するのは今世紀初の快挙だろうと喜びに沸いています。京都府立農芸高校2年 畜産部部長 中井蒼空さんは「オールニッポンの賞は24年間の改良の成果が出ているということでとても嬉しく思います。先輩から受け継いできたことが優勝という形になったのはとてもうれしい。この賞は農業高校生が獲るという事は非常に珍しいということなのでとても誇らしい気持ちでいっぱいです」と話しました。生徒たちは
５年に１度の酪農家の一大イベントで来年１０月に北海道で開かれる「全日本ホルスタイン共進会」での上位入賞を目指します。