京都市内主要ホテルの2月の客室稼働率は、69.9％であることがわかりました。
去年の同じ時期を上回りましたが、新型コロナ感染拡大前の水準には達しませんでした。京都市観光協会が先月29日に発表した市内の主要ホテル111軒を対象に行った調査によりますと、2月の客室稼働率は69.9％となり、去年2月を7.1ポイント上回りましたが、新型コロナ感染拡大前の2019年2月と比べて8.6ポイント下回りました。これは、中国の春節に伴う連休期間に訪日旅行の需要が不景気などの影響により回復しなかったことが主な原因とみられます。外国人の宿泊に占める比率は、2月としては過去最高の48.3％に達しました。国別では中国が28.7％で最も多く、次いで台湾、アメリカとなっています。京都市観光協会では、各ホテルの人手不足は深刻だとして、今後の客室稼働率についても2019年を下回る水準が続くと予想しています。