今回の夢追人は、京都府舞鶴市の佐藤正之さん。滋賀県米原市の眞野丈治さんを訪ねました。(リポーター:佐藤夢/稲富菜穂)

【京都編】

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おはもんもん!雪の舞鶴にやって来た佐藤リポーター。後ろに見えるのは舞鶴わんわん。

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お訪ねしたのは佐藤正之さん。舞鶴湾の東、佐波賀(さばか)地区で伝統の野菜復活にかける夢追人さんです。

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ここが畑です〜、って真っ白でわかりません・・・!

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この、雪のもっこりしたところの下に野菜があるそうです・・・

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雪をかきわけていくと・・・葉っぱが見えてきました!

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ぬ、、抜けないっっ!!!

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やっと抜けた!と思ったら、おもいっきり尻もち!
演出じゃないんです〜。本当になっかなか抜けないんです。

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苦労して抜いた、これが舞鶴伝統の野菜、「佐波賀(さばか)だいこん」です!

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根元が太く先がとがったスタイルと、ボリューム満点の葉っぱ。水分が少なく実がしまっているのが特徴です。昭和30年代までは盛んにつくられていましたが、なんせ抜くのがたいへんなのと、栽培にふつうの倍以上の日数がかかることなどが理由で畑から姿を消していました。

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それからウン十年。ひいおじいさんが「佐波賀だいこん」の改良、普及に力を入れていたこともあり、正之さんのところに「復活させてみませんか」と声がかかります。以来、徐々に復活してきた佐波賀だいこん。「自分もやってみたい」という若手農家さんも出てきました。正之さんの農業の弟子、しましまファームの田中まりさんも今年から栽培するそうです。

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まりさんはお料理も研究してはるということで、佐波賀だいこん料理をつくっていただきました。
ご協力いただいたのは「JA京都にのくに」の溝口さんと佐藤さん。(この日のロケはトリプル佐藤です!)

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佐波賀だいこん料理3品、出来ました〜!!
煮崩れしないので、おでんにぴったり。てんぷらは、葉っぱもおいしくいただけます。チャーハンはお子さん受けすること間違いなし。

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「地元の主婦の皆さんにも知ってほしい」by田中まりさん

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この葉っぱのように、佐波賀だいこんの人気が広がっていきますように!!

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「がんの抑制作用、抗酸化作用など、健康食材としての付加価値もありますよ」と話す佐藤さんの夢は・・・
「万願寺甘とうが全国的にすごく有名で広がっている。佐波賀だいこんも生産者が増えて全国的に広がっていって、どこの家庭でも食べられるようになるよう、がんばっていきたいと思います」




【滋賀編】

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赤丸のいい"かぶ"があると聞いて稲富リポーターがやって来たのは、雄大な伊吹山をのぞむ米原市の筑摩地区。

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こちらが米原の夢追人、眞野丈治さん。畑をよく見ると・・・

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茎が真っ赤っか!

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抜いてびっくり、実(根っこ)も赤い!「赤丸カブ」です!
お父さんの修さんは、この道30年。赤丸カブ名人です。

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洗うとこんな感じ。ワインレッドの心♪
赤丸カブはこの地域で古くからつくられている品種で、古くは平安時代から栽培されていたという言い伝えや、彦根城の庭で育てられていたものが近隣に広まったなどとも言われています。
伝統の赤、なんですね〜

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稲架(はさ)と呼ばれる木組みの天日干しはこの地域の冬の風物詩。
琵琶湖から吹き付ける冷たい風がカブの甘みをぐっと引き立ててくれるそうです。

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赤く、甘く育ったカブはお漬け物にします☆

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お母様の孝子さん(前列右)とご近所のおかあさん方が、おいしい糠漬けと酢漬けをつくってはります。

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お呼ばれしました〜♪お母様のお漬け物と、奥様・愛さん手料理の赤丸カブあらかると!

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サラダや巻き寿司、みぞれ汁や、なんとカレーでもイケます☆☆☆

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やっぱお漬け物と白ゴハン。最高でんな〜〜!

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生産者が減ってくる中、Uターンして農家(&加工)になった正之さんは、眞野家にとっても地域にとっても貴重な担い手。地域の農家を後押しするJAの藤本さんも太鼓判です。

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「自分でつくって加工して売るのは喜びもある」と言う正之さんの夢は・・・
「赤丸カブを使って米原をPRして、さらに農家が減ってますんで仲間を増やして、伝統野菜である赤丸カブを盛り上げていきたいなと思っております」




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