第55回 神霊と生きる都~疫病退散へ1200年の祈り~
2020年8月2日 放送
新型コロナウイルスの感染拡大に悩まされる現在。未知のウイルスとの闘いは今に始まったことではなく、遠い昔から人類が向き合ってきた問題である。今回は、京都の人々が疫病退散を願い祈りを捧げてきた1200年の歴史を紹介する。
京都市中京区にある神泉苑は、桓武天皇が都を平安京に遷した際、天皇専用の「禁苑」として造られたところ。863年に疫病が大流行した時、朝廷によるはじめての御霊会が執り行われた場所としても知られている。疫病退散を祈り行われた御霊会とは?また、神泉苑の御霊会と縁の深い上御霊神社と下御霊神社を訪ね、都の人々が信じた「御霊信仰」に触れる。信仰の対象となった御霊とは?
さらに京都市右京区にある西院春日神社にも足を延ばし、「疱瘡石(ほうそうせき)」と呼ばれる不思議な石を紹介する。どんなご利益があるのか?石にまつまわる物語を紐解く。
歴史に詳しい専門家とともに、疫病と向き合った都人の歴史に思いを馳せ、ゆかりの場所をめぐる。
番宣
取材先リスト
八坂神社
京都市東山区祇園町北側625番地
電話 075-561-6155
上御霊神社
京都市上京区上御霊前通烏丸東入上御霊竪町495番地
電話 075-441-2260
下御霊神社
京都府京都市中京区寺町通丸太町下る
電話 075-231-3530
西院春日神社
京都市右京区西院春日町61
電話 075-312-0474