京都浪漫 悠久の物語

KBS京都テレビ
第1・2週 日曜日 21:00-21:55放送 (再放送 第3・4週 日曜日 21:00-21:55)

第147回 北政所ねね 印で結ぶ絆めぐり~高台寺周辺を訪ねる~

2024年6月2日 放送

今回は、豊臣秀吉の正室・北政所ねねの400年遠忌を記念した事業の一つ、ねねにゆかりのある神社仏閣をめぐる、「印(しるし)で結ぶ絆めぐり」の東山コースを案内する。

まず最初に訪れるのは、豊臣秀吉を祀る豊国神社。伏見城の遺構と伝わる国宝・唐門の奥へ特別にカメラが入り、秀吉を祀る本殿と北政所を祀る貞照神社を紹介する。また宝物館では桃山絵画の傑作として知られる「豊国祭礼図屏風」に触れ、秀吉の七回忌の様子を解説する。続いて向かうのは、京都の正月を彩る行事「十日ゑびす」で知られる恵比寿神社。商売繁盛の守り神・恵比寿神の独特の参拝方法を紹介後、祇園祭で知られる八坂神社へ赴く。国宝の本殿や美に関心の高い人たちの信仰を集める美御前社などの見どころをめぐり、秀吉の寄進によって建てられたという祇園大塔の跡地で在りし日の様子について話を聞く。
最後には、ねねが秀吉の菩提を弔うために建立した高台寺。北政所ねねが眠る霊屋や伏見城の遺構と伝わる茶室などをめぐるなど、北政所ねねゆかりの地をめぐり、天下人を夫に持った女性の生涯に思いを馳せる。

第146回 建仁寺塔頭・西来院~芸術家たちが集う令和の大改修~

2024年5月12日 放送

今回は、創建以来初めて一般にも公開されるようになった建仁寺の塔頭・西来院を訪れ、2023年から始まった「令和の大改修」に密着する。

西来院は、鎌倉時代に建仁寺の第十一世住職を務めた中国・宋の禅僧・蘭渓道隆が住んでいた寺で、室町時代に亡き蘭渓道隆を開山として開かれた塔頭寺院。
2028年に開山・蘭渓道隆750年大遠忌法要を控え、その記念事業として今回の大改修が行われた。改修されたのは本堂と数か所ある庭で、日本で亡くなった蘭渓道隆に故郷の風を感じて欲しいという住職の願いで、中国人アーティストの陳漫さんもプロジェクトに参加。上海で描き上げられた畳54枚分の巨大な天井画「白龍図」は圧巻の迫力だ。
また、本堂前と玄関前に広がる庭は、昭和の小堀遠州と称された中根金作さんを祖父に持つ造園家、中根行宏さん・直紀さん兄弟が手掛けた。季節になるとプラントハンター・西畠清順さんが奉納した和蘭が咲き誇る贅沢な仕掛け。さらに、彫刻家・樂雅臣さんが制作した手水鉢やロックな壁画絵師・木村英輝さんが描いた襖絵など、今をときめく京都のアーティストたちの競演も目を楽しませてくれる。
「令和の大改修」の数日間に迫り、蘭渓道隆の禅の教えを紐解く。