京都浪漫 悠久の物語

KBS京都テレビ
第1・2週 日曜日 21:00-21:55放送 (再放送 第3・4週 日曜日 21:00-21:55)

第136回 京都八幡の歴史秘話〜石清水八幡宮・松花堂庭園・神應寺・飛行神社〜

2023年12月10日 放送

今回は京都府八幡市へ足を延ばし、歴史ロマン薫る名所旧跡をめぐる。

まず最初に訪れるのは、男山の山上に建つ日本三大八幡宮の一社、石清水八幡宮。壮大な規模を持つ八幡造の本殿を含む10棟が国宝に指定されており、朱塗りに輝く建造物群は圧巻の一言。織田信長が奉納したという黄金の雨樋や、左甚五郎一派によるとされる欄間彫刻など見どころ満載。
続いて訪れるのは、石清水八幡宮の社僧で寛永の三筆の一人でもある松花堂昭乗ゆかりの松花堂庭園。昭乗が晩年を過ごした草庵「松花堂」と「泉坊」の書院が移築されており、四季折々の花が楽しめる。また園内には、松花堂弁当が頂ける老舗料亭もあり、ゆったりとした時間が過ごせる。
次に訪れるのは、八幡市で最も古い禅寺とされる神應寺。紅葉の名所としても知られており、見頃には多くの人が訪れる人気スポットだ。
最後に訪れるのは、日本の航空界の先駆者・二宮忠八により創建された飛行神社。空の安全と平安を願う神社で、二宮忠八の功績を展示した資料館も併設されている。
信長も厚く信仰した石清水八幡宮を中心に、八幡市に伝わる歴史秘話を紐解く。

第135回 天才武将に思いを馳せる旅~長岡天満宮・桂林寺・天授庵・舞鶴公園~

2023年12月3日 放送

信長・秀吉・家康の「三英傑」に仕えた細川幽斎は、武勇の誉れ高い戦国武将として知られる一方、「古今和歌集」の歌の解釈などの秘伝を受け継ぐ「古今伝授」の継承者でもあった。今回は、文武両道のスーパーマン・細川幽斎ゆかりの地をめぐる。

まず最初に訪れるのは、「古今伝授の間 ゆかりの地」の石碑が建つ長岡天満宮。和歌の最高権威である「古今伝授」とはいったいどういうものなのか、専門家に話を聞く。
続いては、京都府北部・舞鶴市、舞鶴公園内にある幽斎の居城・田辺城址を訪ねる。「もう一つの関ケ原」と呼ばれる「田辺城の戦い」について触れ、「古今伝授」の継承者であったことが幽斎の命を救った歴史秘話を紹介する。さらに田辺城の戦いに参加した禅宗寺院・桂林寺にも立ち寄り、田辺城の戦いの逸話を住職に語って頂く。
最後に訪ねるのは、幽斎が眠る南禅寺の塔頭寺院・天授庵。奉納されて間もない幽斎の直系子孫である細川護熙元総理の筆による襖絵「赤壁舟遊図」を特別に紹介する。乱世を生き抜いた天才武将・細川幽斎の足跡を辿り、その人生に思いを馳せる。