11月26日は「不動産の共有にご注意」というテーマでお話しいただきました。

▼不動産の共有とは？
1つの不動産を複数人で共有することで、例えば、家や土地の持ち分を夫婦で分けたり、2世帯住宅を建てる時に、親が頭金を出して、子どもが持ち分を共有したりなどすることを指します。
不動産を共有して一緒に住んでいる場合や、収益マンションを共有して賃料などの利益を持ち分に応じて配分するといった場合は問題ないですが、「不動産を共有者のうち1人だけが利用していて、他の人は持ち分を持っているだけ」という状況だと、メリットがない共有者が現れて問題になりかねません。

▼共有を解消する方法は？
・自分の持ち分を他の共有者に買い取ってもらう
・他の人の持ち分を買い取る
・土地を売って代金を分配する　などがありますが、
いずれの場合も他の共有者と話し合う必要があり、1人が承諾しなかったら不動産は処分できません。

他にも、持ち分を買い取ってくれる業者もいますが、実際の値段よりも安く買い取られることが多いです。弁護士に相談すれば、間に入って他の共有者との相談を進めてくれたり、裁判所に「共有物分割請求」を申し立ててくれます。

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