心はんなり旅気分「JR加古川線(加古川~谷川)」

兵庫県を走るJR加古川線は加古川と谷川(丹波市)を結ぶ48,5kmの電化路線です。
ここではかつて関西各地で走っていた103系が、今も元気に走っています。
窓周りの黒がアクセントになり、
ボディカラーは常磐線色とも呼ばれるエメラルドグリーンをまといます。


tabi_20240406-c658af8c5e0d187d110ca84aff8874e820931829.jpg

4つ目の駅「厄神」。ここには網干総合車両所の車両基地も併設され、
一部の列車はここで折り返します。
かつてはここから三木鉄道がつながっていました。


tabi_20240406-b551a538d67c2e1f33fb522547505d7c8954d731.jpg

「厄神」を出て兵庫県最大の一級河川・加古川を渡って小野市へ。
ここは播州そろばんで有名なところ。
市になってるのにいまだに「小野町(まち)」を名乗ります。


tabi_20240406-c26d9c71d768343c58c73e8230de227833701bfa.jpg

tabi_20240406-0a29c1c0c2d6fcd33891849c023fb6bd97b82d4e.jpg


「粟生」はローマ字表記で全国最小駅名。
ヨーロッパ風の明るい3社共同駅舎で、神戸電鉄・北条鉄道と接続します。

tabi_20240406-48586342f9554f900da027b758c80df823aa250d.jpg

「滝」駅のすぐそばには、加東市を代表する名勝・闘龍灘が。
ここは加古川の川底いっぱいに奇岩が起伏しており、
落水の豪快なリズムと飛び鮎の名所としても知られています。


tabi_20240406-aca58af1257ce9141e1832165e6ccd573179a26b.jpg

中間拠点の「西脇市」。大半の列車がここで折り返します。
「西脇」といえば少し甘めの「播州ラーメン」に、
釣り針と播州織が名産品です。

tabi_20240406-36832e228c254bff2d34677b896f7e296e8697b3.jpg

ここから先は昼は3時間半も運転間隔が空いてしまい、廃線対象にもなっている区間です。
「日本へそ公園」は、東経135度・北緯35度が交差する日本列島の中心地。
地元出身・横尾忠則の作品を展示する「岡之山美術館」もここにあります。


tabi_20240406-6e4465fea7a52a261ce82ca64b7670b61ca3123f.jpg

tabi_20240406-bacd9f1dc2315b41108af4b403445ee2e474d2bb.jpg


「本黒田」は黒田官兵衛の生誕地で、但馬牛ブランドの黒田庄牛も旨いんです。
そして終点「谷川」では 福知山線と接続しています。

tabi_20240406-57b34c85bfbd25d85a1d2f4b6b2edf170e763255.jpg

この加古川線は阪神淡路大震災の時には、地震で寸断された神戸線に替わって 
う回路として大きな役割を果たしました。
緊急事態のためにローカル線なのに電化されたといってもいいでしょう。
せっかく全線電化されてるので なんとか活性化を果たしてほしいものです。


tabi_20240406-58f3d71d0259a49ea6f02055d88b3971706bdcb7.jpg

YouTube 鉄アナ・羽川英樹の出発進行
新作を投稿しています!!
動画はこちらから↓↓↓
#86 JR加古川線(加古川~谷川) ~今も元気に103系 が走る稀少路線、しかし一部区間は廃線対象にも~