心はんなり旅気分「~普通列車が面白い 紀北・紀中の途中下車~  JRきのくに線(和歌山~御坊)」

「JRきのくに線」は和歌山から新宮までの紀勢本線の愛称です。
今回はそのうちの和歌山~御坊間の54kmを取り上げます。
この間の沿線にはいろんな見所が潜んでいるので、
今回は特急ではなくのんびり普通列車の旅を楽しみます。


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春は花見で賑わう「紀三井寺」は、
奈良時代の創建で西国二番札所として多くの参拝客が訪れます。
近畿に春を告げる「早咲き桜」の標準木もここにあります。


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「黒江」は、江戸時代に紀州徳川家に保護され「紀州漆器の里」として栄えました。
今も町家群はその面影をしっかりと残しています。


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特急停車駅の「海南」は、中世ヨーロッパのテーマパークやホテル・温泉などを擁する
「和歌山マリーナシティ」への最寄駅です。


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「箕島」は有田市の中心駅。
有田みかんの本場だけあってミカン畑が一面に広がっています。


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「藤並」は、有田川町の玄関口で、かつて有田鉄道が走っており、
主にみかんや木材を湯浅港まで運んでいました。
いまは当時の終点だった金屋口が鉄道公園になっており、
旧線路500mを使った乗車体験では懐かし列車に出会うこともできます。


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「湯浅」は、醤油発祥の地としても有名。
重要伝統的建造物群保存地区の一角には天保年間創業の「角長」や、
金山寺味噌の「太田久助吟製」など老舗が軒を連ねます。
また築90年の旧駅舎では、かまどで炊いたおにぎりが人気で、
列車を見ながら食べられるテラスも用意されています。


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「御坊」には、普通列車で和歌山から1時間10分で到着。
ここでは日本一短い私鉄路線「紀州鉄道」(2,6km)と接続します。


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きのくに線といえば、特急で白浜・串本へ向かう人が多いのですが、
普通列車でその手前の紀北・紀中の沿線各駅を訪ねてみるのも一興。
秋の一日、のんびり途中下車の旅を楽しんでみませんか。


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羽川さんのYouTubeも併せてお楽しみください!

#77 「JRきのくに線(和歌山~御坊) 普通列車の旅」

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JRきのくに線は和歌山~新宮間を指しますが、そのうち今回は御坊までの54kmを取り上げます。この紀北・紀中エリアは沿線各駅にみどころが多いので、あえて特急には乗らずに普通列車での途中下車の旅を紹介します。

YouTubeで「羽川英樹」と検索するとすぐ見つかります。
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