2016年12月の番組内容

今回の夢追人は、京都府福知山市の山口幸裕さん。滋賀県の「しが農業女子100人プロジェクト」の皆さんを訪ねました。（リポーター：河邑ミク / 稲富菜穂）

京都編

福知山で和牛の繁殖をしている山口牧場にやって来ました〜。

ご案内いただくのは今回の夢追人、山口幸裕さん。
15歳の若さで、先代であるお父様から手ほどきを受け、以来、畜産一筋30年。
今や、京都府内最大級の和牛の繁殖牧場に育て上げました。
しかも、採卵技術は世界トップレベルだそうですよ！

防疫服を着込んで、いざ厩舎へ！
誰だ！？　"ドラ●もん"って言ったのは〜！！！

鼻輪と尻尾で、牛のポーズ！！
・・・なぜ、やるのか！？河邑。
でも、山口さんはウケているようなので、良しとしよう。

山口さんファミリーは、お祖母ちゃんと奥さんと5人姉妹。
幸裕さん以外はみーんな女性です。

おなかをすかせた牛さんたちに餌をあげる大切な仕事を担当するのは、上のお姉ちゃんたち。
特殊な車両を上手に乗りこなしているのは、二女の泉都（みなと）ちゃん。

ちなみにこちらは、休憩中に泉都ちゃんが描いた絵。落書きのレベルを超えてます...！

長女の眞鈴（まりん）ちゃん。
5人姉妹をまとめて、お父さんを陰で支える頼もしい後継者です...！

ドラム缶の半分ほどもある牛の胃袋を満たすのはたいへん！

大きなトラクターで、大量の牧草を収穫します。

この広〜い牧草地は、ほんの一部。
それもこれも、すべては優良な血統の和牛の繁殖のため。
スゴすぎます〜！！

「苦労をしてもやりがいがある。やったことに対しての結果がついてくる。逆に、手抜きをしてしまうと悪い方の結果になってしまう。」という山口さんの夢は・・・
「今の牧場の仕事を子どもたちに任せて、自分はこの（皆がスゴイと言ってくれる）技術を持って、ホンマに役に立つ技術かどうか試しにアメリカにでも行ってみたい」

滋賀編

近江八幡にある、有名なヴォーリズ建築のレストラン「だもん亭」にやって来ました。
なぜかお洒落な（失礼。）稲富リポーター。

だって、今夜はディナーイベントなんだもん♡

そうなんです。
この日、催されたのは、"Seed to Plate"=「種からお皿へ」というイベント。
地産地消にこだわり、新鮮な素材を無添加で楽しむ食事会です。

調理を担当するのは、アメリカ・ポートランドから来日した有名シェフ、ステイシーさん。
自分でも野菜をつくり、地元の食材を生かした料理を提供するSeed to Plateを実践しています。
そして、新鮮な食材を提供するコラボ相手が・・・

しが農業女子100人プロジェクト！
地元・滋賀で農業を営む女子たちの集まりです。

自分たちのつくった野菜が料理になって、お客さんたちが目の前で味わってくれる。そんなスタイルを体感しようと、今回は数日前からスタッフとしてイベントに参加。
食材の提供だけでなく、受け付けや調理の下ごしらえ、接客まで大忙しです。

いよいよ食事会のはじまり。
「しが農業女子」とSeed to Plateのコラボディナー、いただきます♪

素材の持ち味をさらに引き出すステイシー・マジック。美味です〜

稲富リポーターも参加者の皆さんも大満足のディナーでした。

準備に接客、休む間もなく動きまわって（そのうえ番組取材まで、すいません・・）皆さん、本当にお疲れ様でした...！
「仲間がいたからこの体験が出来た。この輪がちょっとずつ広がっていけば」というメンバーの佐々木さんの夢は・・・
「滋賀県って、女の人が農業やりやすい、農業って案外女性向き、っていう新しい価値観を発信していけるような活動が展開していけたらいいなと思っています」