空海と最澄

小説家 夢枕 獏

第2930回 放送日: 2025年6月 8日

空海を主人公に17年かけて小説『沙門空海唐の国にて鬼と宴す』を書き上げた夢枕獏さんは、若き日の空海をロックな存在だったと評します。出家宣言書でもある『三教指帰』(さんごうしいき)で仏教の優位性を「みんなが幸せになる教え」にあるとした空海に対し、最澄は真面目で優しくて誠実だったと夢枕獏さんは考えています。各宗の祖師を育んだ比叡山はそうした最澄の徳目が礎になっているという夢枕獏さんは、4度の大病を経て、いろいろなことを先延ばししなくなったと語ります。
『沙門空海唐の国にて鬼と宴す』(全4冊) 著:夢枕獏(角川文庫)

番組配信

YouTubeにてKBS京都でオンエアした翌週火曜日 午前10:00から配信いたします。

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各局放送時間

KBS京都 日曜日 8:45~9:00TOKYO MX 土曜日 8:45~9:00新潟放送 日曜日 5:30~5:45
びわ湖放送 日曜日 7:45~8:00スカイA (CS放送) 火曜日 8:45~9:00KIKUテレビ (ハワイ) 日曜日 12:30~13:00
※2話放送

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