2025年3月アーカイブ

3月19日、26日放送 舞台装置家 竹内志朗さん

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今回のゲストは舞台装置家 竹内志朗さんです。

竹内さんは1933年大阪生まれ。母親の影響で中学生の頃から芝居の世界に興味を持ち、
「将来は舞台装置の仕事がしたい」と劇団にも所属しました。
高校卒業後、デザイン会社で文字や絵のデザイン技術を独学で修得。

1950年頃から関西を中心に舞台装置家として数多くの商業演劇に参加。
特に藤田まことさんとの親交は50年にわたり、数々の舞台を共に作り上げました。
本業の舞台装置デザインのかたわら、テレビ番組等のロゴタイプデザイン、コマーシャルメッセージの企画・制作など多分野で才能を発揮されています。

「プロポーズ大作戦」「鬼平犯科帳」「探偵!ナイトスクープ」「新婚さんいらっしゃい!」など誰もが知る番組のタイトルデザインも彼の手によるもの。
手書き職人としてその業界では名人と言われるほど、唯一無二の存在です。

90歳を超えた今も衰えぬ情熱はどこから来るのか。裏方に徹した仕事に対するこだわりは。
米團治がぜひにと願って実現した対談、じっくりとお楽しみください。

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3月5日、12日放送 歌舞伎俳優 中村米吉さん

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今回のゲストは歌舞伎俳優中村米吉さんです。

米吉さんは1993年 五代目中村歌六の長男として生まれました。
7歳で初舞台、父・歌六の前名を継ぎ、五代目中村米吉を襲名します。
父は立役の実力派、しかし彼は大学生のときに女形役者を真剣に目指すことを決心します。
以後中村吉右衛門や坂東玉三郎など多くの偉大な先輩たちから厳しく指導されました。

2015年には『鳴神』の雲の絶間姫(くものたえまひめ)で十三夜会奨励賞、2021年には第42回松尾芸能賞新人賞を受賞。また2023年には『妹背山婦女庭訓(いもせやまおんなていきん)』の入鹿の妹 橘姫で国立劇場賞優秀賞を受賞するなど、磨いた芸は着実に実りつつあります。

古風さと可憐さ、その裏腹の現代性も兼ね備える躍進著しい俳優、中村米吉。
3月2日から南座にて開演する「三月花形歌舞伎」にも出演予定です。

米團治とは旧知の仲で、意外にもスィーツ男子。
女形を目指した理由や公演への意気込みなどを大いに語っていただきます。

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