2025年1月アーカイブ

1月15日、22日放送 有限会社中村ローソク社長 田川広一さん

  • 投稿日:

今回のゲストは京都で11代続く和蝋燭職人、有限会社中村ローソク社長の田川広一さんです。

中村ローソクが創業したのは1887年、明治20年。以降135年以上、和蝋燭を作り続けてこられました。
ハゼろうを原料とする伝統技法でつくられる和蝋燭の大きな特徴は、その独特の燃え方。
空洞の芯が空気の流れを作るため、炎が大きくゆっくりと揺らめき、神秘的で情緒のある雰囲気を醸し出すのです。
また、風のない場所でもゆらゆらと揺れる炎は、多少の風で消えることはありません。
優しい明かりは傷ついた心をも癒してくれるぬくもりにあふれています。

田川さんは単に和蝋燭 京蝋燭の製造販売だけでなく、「阪神淡路大震災1.17のつどい」「福島県での東日本大震災追悼式」に竹灯籠や蝋燭を提供、さらに店頭ではウクライナの国旗をかたどったカップ型ろうそくを毎夜点灯されているなど、平和を願い、世界に明かりをともす活動に取り組んでおられます。
対談では西洋蝋燭にはない和蝋燭の魅力や、その普及のための様々な活動についてお聞きします。

※京蝋燭は中村ローソクさまが作る和蝋燭(京都の和蝋燭)ととらえ、基本は和蝋燭と表現しています。

 田川広一さん.jpg

1月1日、8日放送 四代目 桂米紫さん

  • 投稿日:

今回のゲストは四代目桂米紫さんです。

米紫さんは1974年 京都市生まれ。
1994年、20歳の時に桂都丸、現在の桂塩鯛師匠に入門します。
もともとは映画監督になるのが夢でしたが、同じ京都出身の桂都丸に憧れ、噺家の道を選びました。
当時の芸名はとんぼ。NHK新人演芸大賞落語部門大賞、なにわ芸術祭新人奨励賞、文化庁芸術祭新人賞受賞など数々の賞を獲得し、2010年、師匠の桂塩鯛襲名披露公演を機に、四代目桂米紫を襲名。

ざこば一門ならではの迫力ある熱血性と、映画や演劇の手法を豊かに取り入れた生々しくも愛らしい人物描写が桂米紫の真骨頂です。
積極的に落語会を主催して評価を上げる一方、劇団に所属し、劇団公演の他、商業演劇や大衆演劇、関西俳優協会主催の新劇公演等に多数出演するなど演劇活動にも力を入れています。

噺家とは、米紫の名の重みは、将来の目標は
また落語と演劇の接点はなどなど。
米團治との同門対談、忌憚なく語りあっていただきましょう。

桂米紫さん.jpg