今回のゲストは大豊(おおとよ)神社宮司、小林(おばやし)哲人さんです。
「狛ねずみの社」として知られている大豊神社ですが、実は狛巳(こまみ)、こまへびも鎮座しているのです。
大豊神社は平安時代の仁和(にんな)三年に宇多天皇の病気平癒を願い、勅命を受けた尚侍(ないし)の藤原淑子(よしこ)によって医薬の祖神である少彦名命(すくなひこなのみこと)を椿ヶ峰(つばきがみね)にお祀りし創建されました。
後に菅原道真、応神天皇が合祀され、ご利益は病気平癒・健康長寿・若返り・金運・学業成就・勝運など。
その本殿を守るよう狛巳が鎮座しています。
他にも末社の大国社には狛ねずみが、日吉社には狛猿が、稲荷社には狛狐が、愛宕社には狛とびが、それぞれ神様のお使いとして鎮座している全国でも珍しい神社です。
また大豊神社は「椿の名所」でもあり、中でも「大豊八重神楽(おおとよやえかぐら)」は樹齢約400年の銘木です。
来年の干支は「巳」年。ここ、大豊神社へ初詣に出かけてみてはいかがでしょう。
へびは病気平癒や金運をもたらしてくれるそうですよ。