2024年7月アーカイブ

7月17日、24日放送 ニッポン画家 山本太郎さん

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今回のゲストはニッポン画家の山本太郎さんです。

山本さんは1974年熊本生まれ。2000年に京都造形芸術大学、現京都芸術大学を卒業。
在学中に、寺社仏閣とファーストフード店が至近距離で混在する京都にインスピレーションを受け、伝統と現代、異質な文化が同居する「ニッポン画」を提唱しました。
たとえば満開の桜が咲き乱れる風景に信号機があったり、尾形光琳の「紅白梅図屏風」をモチーフにした水流が清涼飲料水の缶の口から流れていたり...
その作風は現代の琳派とも評されています。

そして8月6日から鍵善義房アートミュージアム「ZENBI」にて開催される展覧会『琳派リフレイン~山本太郎と芸艸堂(うんそうどう)』。展覧会の概要とともに古典の手法を用いた独自の世界ついてもお話いただきましょう。
興味深いイベントもあるそうですよ。

古典と現代が融合する山本さんの世界は落語ともどこか共通点があるような...
米團治との対談がどんな化学変化をもたらすか、ぜひお楽しみください。

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7月3日、10日放送 祇園祭山鉾連合会 木村幾次郎さん

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今回のゲストは祇園祭山鉾連合会 木村幾次郎理事長です。

疫病平癒を願い、疫神を集めて送る、
祇園祭の起源は素朴な人々の願いでした。
やがて形を整えた祭礼となり、勅祭として恒例の行事になりました。

疫病を祓うために重要な役割を果たしたのが水。
神様の前で禊をするように、水で穢れを清めるという行為は古来日本人の信仰の基本です。
2022年、コロナ禍にあった中、祭りの中核となる八坂神社の青龍水と神泉苑の閼伽水、ふたつのご神水によって町が清められました。
以後この水を用いる儀式は祭りの新しい伝統となりました。

戦禍やコロナ禍。数々の困難を乗り越え町衆の思いを乗せた山鉾は京都の街を堂々と巡行します。時代とともに変遷を繰り返しながらも、大切なものを守り続け、誇らしく、華やかに。

2024年祇園祭。
山鉾連合会木村幾次郎理事長に今年も米團治が迫ります。

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