今回のゲストは壬生寺貫主(みぶでらかんす)・松浦俊昭(まつうらしゅんしょう)さんです。
鑑真和上ゆかりの律宗(りっしゅう)・壬生寺は正暦2年(991)、快賢僧都(かいけんそうず)によって創建されました。本尊は延命地蔵菩薩であり、古来より地蔵信仰とともに、厄除・開運の寺として庶民の信仰を集めています。
壬生寺は京都の裏鬼門を守る寺として、特に節分には1年の無病息災を願って多くの参拝客が訪れます。厄除け「節分会(せつぶんえ)」は、白河天皇の発願によって始められたと伝えられ900年以上の伝統があります。
この期間に上演される「厄除け鬼払い壬生狂言」は演じるすべての人が仮面を付け、鉦、太鼓、笛の拍子に合わせ、一切セリフを用いない無言劇で、壬生寺の春の風物詩としても知られています。
2024年の節分は2月3日、春が始まる節目に。
京都壬生寺に伝わる春迎えの行事を松浦貫主にご紹介いただきましょう。

