今回のゲストは大蔵流狂言師 茂山七五三(しげやま しめ)さんです。
七五三さんは昭和22年、人間国宝 四世千作の次男として生まれました。
茂山家代々の慣わしどおり2歳頃から祖父の三世千作に師事。
兄の五世千作さんを支えることに徹し、大学卒業後は銀行員との二足の草鞋。
勤めているから狂言が下手だと言われないよう、人一倍稽古に励みました。
40歳で狂言一本でいくことを決意。
軽妙で確かな芸で千五郎家の狂言を引っ張ります。
1995年に2世七五三を襲名。
京都府文化奨励賞、京都府文化賞功労賞、京都市芸術文化協会賞など受賞多数。
このたびご自身も人間国宝に認定されました。
令和元年に急逝された五世千作さんに代わり、
茂山狂言をたくさんの人に愛されるものにしたいと決意も新たにされています。
人間国宝としての新たな思いや茂山千五郎家のお豆腐狂言の魅力について語っていただきます。

