6/9(月)京都トークRUN!
京都トークRUN!
京都府政の最前線・最新情報、イベント情報などお送りします!
今回の「京都トークRUN」は、西脇隆俊京都府知事にお越し頂き、お話をうかがいました。
■地震対策の取組と耐震フェア
今回は自然災害の中でも地震について、京都府の取り組みをお話しします。
南海トラフ地震は太平洋側の問題と思われている方もおられるかもしれませんが、府内でも最大震度は6強と大きな被害が想定されています。また、南海トラフ地震の発生確率は今後30年以内で、80%とされています。
府では、昨年に起きた能登半島地震を踏まえて、5月に京都府地域防災計画を改定。その計画では、山城地域、京都市及び南丹地域を中心として、死者数が1,600人、全壊・焼失の建物が約6万4千棟と大きな被害が想定されています。また、南海トラフ地震の他にも、京都府と滋賀県をまたがっている花折断層をはじめ、府内にある断層による地震について見直しました。
例えば、「快適な避難所の環境整備」や「孤立集落への物資輸送」など、被災者の命と健康を守る新しい取組を進めていて、府では、住宅などの建築物の耐震化を進めるために、耐震診断士の派遣や改修に向けての補助金を拡充するなど、対策を進めています。
【古い木造住宅の耐震化の流れと京都府の支援】
①京都府木造住宅耐震診断士による診断
*希望者がお住まいの市町村の窓口に頼めば、市町村を通じて診断士を派遣
*出張経費3千円の負担だけで、無料で住宅の耐震診断をしてくれる
②個々の住まいに応じた耐震改修計画を立てる
*耐震診断時に提示された補強計画や、市町村の「耐震化窓口」
又は専門家による「耐震に関する無料相談会」などの相談結果を基に、
どのような改修・リフォームをするか建築士と計画を立てる
*府や市町村の「耐震窓口」を活用し、利用できる補助制度があるか確認する。
③京都府の木造住宅耐震化助成制度を活用する
*能登半島地震を受けて令和6年度・7年度は、助成を強化し、
倒壊の危険性が低くなる「耐震改修」を行った場合は、改修に応じた金銭的な支援。
市町村によっては、さらに補助が拡充されるケースもある
そして、耐震について展示や体験などで楽しみながら分かりやすく学ぶことができるイベント、「耐震フェア2025」を京都市伏見区の「MOMOテラス」で開催します。
【耐震フェア2025 in MOMOテラス】
<開催日時> 6月21日(土) 午前10時~午後5時
<会場> 京都市伏見区桃山町にあるMOMOテラス 1Fアトリウム
<内容>
〇展示コーナー・京都の活断層地図や木造住宅の軸組模型の展示
・耐震改修に関するパネル等の展示
〇体験コーナー・屋根の重さの条件等を変えて住宅模型を揺らす実験等
・住宅の紙模型の組立等のワークショップ
〇無料相談コーナー ・耐震診断の申込や耐震化に関する相談ができる
〇防火・防災コーナー・家具の固定器具の展示等
・電気火災を防止するための感震ブレーカーの展示
・賞味期限間近の災害備蓄物資の無料配布
〇スタンプラリー ・各コーナーに設置したスタンプを集めた方に景品
(耐震化促進普及啓発グッズ)をプレゼント
~西脇知事からのメッセージ~
京都府では、木造住宅をはじめとした、建築物の耐震改修への支援を拡充し、耐震化を加速させる取り組みを進めています。今後も、府民の皆さんの命と財産を守るために、全力を尽くしてまいります。
西脇知事、ありがとうございました!
引き続き、「京都トークRUN」をよろしくお願いします。