9月2日は...相続した実家の空き家問題について
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9月2日は、「相続した実家の空き家問題」というテーマでお話しいただきました。
相続の相談を受けるなかで、非常によく耳にするのが「実家が空き家になってしまった」という悩みです。例えば、実家で一人暮らしをしていた親が亡くなり、兄弟で不動産を相続したものの、誰も住む予定がないというケースです。遠方に住んでいるため管理や片付けもなかなか進まず、固定資産税だけを払い続けているという方も少なくありません。近年、全国的に空き家の増加が問題になっていますが、その大きな原因の一つが相続です。親が亡くなった後、実家の利用方法が決まらないまま放置され、結果として空き家になってしまうのです。
空き家を放置すると、さまざまなリスクが生じます。建物の老朽化が進み、倒壊の危険が高まるだけでなく、不法侵入や放火などの防犯上の問題も発生する可能性があります。また、近隣住民とのトラブルにつながることもあります。さらに見落とされがちなのが税金の問題です。管理が不十分な空き家は、自治体から「管理不全空家」や「特定空家」に指定されることがあります。その場合、本来は住宅用地に適用される固定資産税の軽減措置が受けられなくなり、税負担が大きくなる可能性があります。また、相続した不動産については相続登記も重要です。2024年4月から相続登記が義務化され、不動産を相続したことを知った日から原則3年以内に登記申請を行わなければなりません。正当な理由なく放置した場合には、10万円以下の過料が科される可能性があります。しかも、この制度は義務化以前に発生した相続についても対象となるため注意が必要です。
実家が空き家になると、多くの方は「売却してしまいたい」と考えます。しかし、ここで問題になるのが不動産の共有です。相続によって兄弟姉妹が共同で不動産を取得すると、その不動産は共有状態になります。そして、不動産を売却するためには共有者全員の同意が必要です。そのため、「兄は売りたいが妹は残したい」といったように意見が対立すると、実家は何年も空き家のままになってしまうことがあります。共有不動産の問題は、相続トラブルの大きな原因の一つです。
解決方法の一つとしては、「代償分割」があります。これは、相続人の一人が他の相続人の持分を買い取り、単独所有にする方法です。単独名義になれば、その後は売却や賃貸などを自分の判断で進めることができます。もっとも、相続人同士の関係が悪化していたり、感情的な対立が生じていたりすると、話し合い自体が難しくなることもあります。そのような場合には、弁護士を介して交渉を行うことで、当事者同士が直接やり取りする負担を減らしながら解決を目指すことができます。もし話し合いで解決できない場合には、家庭裁判所に遺産分割調停を申し立てる方法があります。調停は裁判ではなく、調停委員を交えて話し合いを進める手続です。それでも合意に至らなければ、最終的に裁判所が審判によって結論を示すことになります。
実家の空き家問題は、放置すればするほど選択肢が少なくなります。建物は老朽化し、税金や維持管理の負担も増え、相続人同士の関係が悪化することもあります。そのため、理想的なのは相続が発生した直後や、実家が空き家になりそうだと分かった段階で専門家へ相談することです。相続登記、遺産分割、売却手続などは複雑に感じるかもしれません。しかし、早めに状況を整理し、適切な対応を取ることで、多くの問題は解決への道筋を見つけることができます。実家の空き家でお悩みの方は、一人で抱え込まず、ぜひ早めに専門家へ相談することをおすすめします。
相続した実家の空き家問題について気になった方、まずは専門家にご相談ください。様々な問題にお悩みの方、ご相談は、【みお綜合法律事務所】にお電話ください。ご相談にはご予約が必要です。ご予約のお電話は、フリーダイヤル0120-7867-30【なやむな・みお】まで。詳しくはインターネット「みお法律」で検索してみてください。インターネットでは24時間受付可能です。
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