大友良英 / Otomo Yoshihide
1959年生まれ。音楽家。
映画やテレビの音楽を山のように作りつつ、ノイズや即興の現場がホームの音楽家。ギタリスト、ターンテーブル奏者。活動は日本のみならず欧米、アジアと多方面にわたる。美術と音楽の中間領域のような展示作品や一般参加のプロジェクトやプロデュースワークも多数。震災後は故郷の福島でもプロジェクトFUKUSHIMA!を立ち上げ、現在に至るまで様々な活動を継続中。その活動で2012年には芸術選奨文部科学大臣賞芸術振興部門を受賞してる。2013年「あまちゃん」の音楽でレコード大賞作曲賞ほか数多くの賞を受賞。2014年よりアンサンブルズ・アジアのディレクターとしてアジア各国の音楽家のネットワークづくりに奔走。2017年には札幌国際芸術祭の芸術監督を務める。2019年NHK大河ドラマ「いだてん」の音楽を担当。
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今回の大地震、大津波、そして原子力発電所の事故。この災害により被災された皆様に心からお見舞い申し上げます。
今週は先々週に出演いただいたFMNの石橋さんがゲストで登場です。急遽先週内容を変更しましたのでポッドキャストの中で先週と話されているのは正確には先々週のことです。
さて大友良英ダブルオーケストラが決定しました!詳しくはまたこのホームページでもお伝えしていきます。
第50回紹介曲
■オープニング / ノイズ (大友良英)
■オープニングテーマ /
My Cherie Amour / Roland Kirk
■ザッツ・マン / 49アメリカンズ
■ベルリン-1 / オルタレーションズ
■ホワイト・ストリング アタッチド1/
フュ-・ベレスフォード(p)
ナイジェル・ワンバス(vl)
■その街のこども
歌・作詞:阿部芙蓉美
作曲・演奏:大友良英
第49回紹介曲
■オープニング / ノイズ (大友良英)
■オープニングテーマ /
My Cherie Amour / Roland Kirk
■Close to you / The Carpenters
■ 夢の恋人 / 山口百恵
作詞:千家和也
作曲:都倉俊一
■ その街のこども
歌・作詞:阿部芙蓉美
作曲・演奏:大友良英
2011年3月14日
いつか、音楽が聞こえてくるから
音楽関係者、特にミュージシャンの方々は音楽の無力感を痛烈に感じられていると思います。
音楽では人を救えない、なにもできないと。そんなふうな気持ちを感じるのはしかたないですが、自分自身や自分がやってきたことを否定することは解決への糸口ではないと思います。
一見なにも意味のないこと、なんの価値もないようなことが、人の心を救い、前向きになり、人生の大きなステップになった例はいくらでもあります。音楽はそもそも目に見えない、形のないエネルギーです。現実の目に見える物質や事象と比較することが間違っています。
今目の前の現実に対しては確かに音楽は無力です。誰かが言っていたように「たかが音楽」です。でもそれは意味も価値もないという意味で「たかが音楽」と言われたのではないでしょう。音楽や歌に励まされたりなぐさめられたり癒される瞬間は必ず来ます。
音楽関係者、ミュージシャン、プロであってもアマであっても、ロックでもノイズでもインディーズでも一緒です。目の前の現実に比較して無力感を感じて、あきらめたり自分を卑下したりしないでください。音楽に関わってきた人で、間違っている人などひとりもいません。でも休むのも、今はほかのことをするのも、家族や友人を大切にするのも、それもひとつの選択肢です。こんな状況で音楽を演る続けることだけが正しいわけではありません。ただ、音楽を否定したり、自分を否定したり、あまりに悩みすぎたりはしないでください。
歌や音楽がなんなのか、自分の音楽がなんだったのか、なにができるのかは、今すぐ答えを出さなくてもいいんじゃないでしょうか。誰かに頼まれて音楽を始めたわけではないでしょう。自分の気持ちの奥から音楽がわいてきたから始めたのでしょう。それを思い出して、信じてほしい。
今すぐにではなくても、音楽はいつか必要とされます。人のこころに届きます。音楽を聞いている人だって、本当は自分の歌をこころの中で歌っているのです。みんなが歌手であり、ミュージシャンなのです。その音楽への気持ちを否定したりしないでください。今日は音楽や歌はできないかもしれません。CDを聞くことすらできないかもしれません。ライブもツアーもできないかもしれません。中止もあるでしょう。でも明日なら、あさってなら、来週なら、来月ならできるかもしれないです。それでいいんじゃないですかね。音楽はなくなったり死んだりしません。
ミュージシャンは自分が演奏できる状態に心身ともになったら、演奏をしましょう。リスナーは音楽が聞きたい気分になったら、遠慮なく聞いてください、ライブに来てください。今はできないなら、遠慮なく休んでください。その時に自分を責めたり卑下したりはしないでください。
いつか、音楽は聞こえてきます。それは信じてもいいでしょう?救援物資を届けるように、人のこころに歌や音楽を届ける時がきます、必ず。ミュージシャンの人たち、その時は本気で、必死で、全力でがんばりましょう。
ね、がんばろうね。
JOJO広重
今週もお聞きいただきありがとうございました。
石橋さんのトークでいつも以上に音樂番組ぽかったですね。
文章も素晴らしい石橋さん、是非F.M.N. SOUND FACTORYのホームページ
http://fmn.main.jp/wp/
を訪れて見て下さい。
大友さんのJAMJAM日記 2010,8月7日にも書かれています。
第48回紹介曲
■オープニング / ノイズ (大友良英)
■オープニングテーマ /
My Cherie Amour / Roland Kirk
■さみしい / yumbo(ユンボ)
アルバム「これが現実だ」から
■Shake Sugaree (Folkways) / Elizabeth Cotten
1967年、孫、ひ孫と録音
■Come Here Woman / Tim Buckley
■その街のこども
歌・作詞:阿部芙蓉美
作曲・演奏:大友良英
修学院小学校の様子いかがだったでしょうか?
収録に同行したのですが、だんだん何か「ひとつの音楽」が出来上がっていく様子がビンビン伝わってきました。ラジオででも少しでも感じてもらえたらいいなぁ・・・。
生徒の皆さん!伊藤校長先生!先生!
ありがとうございました!
第47回紹介曲
■オープニング / ノイズ (大友良英)
■オープニングテーマ /
My Cherie Amour/Roland Kirk
■Four / Sonny Rollins
■The Everywhere Calipuso / Sonny Rollins
■その街のこども
歌・作詞:阿部芙蓉美
作曲・演奏:大友良英