京bizX

KBS京都テレビ
毎週金曜日 21:00-22:00

御礼 京ビズシリーズが京都創造者賞に

- 竹内弘一のBiz Press

 このたび、京ビズシリーズが京都創造者賞を受賞することになりました。
「京都創造者大賞」は、京都府域における京都ブランドのイメージアップや京都の都市格向上に著しく 貢献している事例を「京都創造者」として称え、オール京都により顕彰し、その功績を国内外に発信する ことを目的に2007年から実施されていて、今回11回目となります。

 まさに青天の霹靂とはこのことで、ご推薦をいただいていたことも知らず突然、「京ビズが京都創造者賞に決まったよ」とご連絡をいただいたので、はじめは何がなんのことだか混乱してわかりませんでした。そもそも京都創造者大賞がスタートした年に、京ビズがスタートし、京都創造者大賞は取材対象だったからです。しかもこれまでの受賞団体は京都を代表する錚々たる団体で、一放送局の一番組が受賞するなど想像だにできなかったというのが正直なところです。

 この番組のスタートは、2007年それまで担当していたニュース番組が終了することになり、当時の上司から「経済番組を作るように」と命令を受けたことにさかのぼります。「スポンサーはどこですか?」「ディレクターは?」などと聞くと「番組は30分番組。企画書を自分で書いてスポンサーを自分で探して、ディレクターも自分でするように」と告げられました。「京都の中小企業、特に伝統産業を応援する番組作りたい」との思いがありましたから企画書を書き、一人でスポンサー探しをしました。これまでニュースキャスターとして優しく接してくれていた企業の広報部長にけんもほろろに断られたこともありました。
しかし広告代理店の御協力もあり、最初のスポンサーについていただくことができました。

制作会社や上司の協力を得てアシスタントの東奈緒美さんとよちよち歩きでスタートした京ビズでしたが、
(1)取材先を探す→(2)取材企業に出かけ打ち合わせをする→(3)カメラマンをつれて取材に出かける→(4)素材を構成・編集する→(5)番組を収録する→(6)30分番組として完全パッケージにする

この作業を無限ループで徹夜を週2回しながら行っていた私の身体は半年で悲鳴をあげました。
1カ月間の入院治療を経て、職場に復帰し、新たに加わったスタッフとともに、毎週1本ずつ丁寧に作りました。はじめの一年は、取材先を探すのが難しくて、締め切りを過ぎてから、わらをも掴む思いで打ち合わせにいった企業に取材を断られ、橋の上から川を見つめがら「この番組ももう終わりだ。。」と涙したこともあります。そんなときに助けてくれたのは上司であり仲間でした。
30分でスタートした番組は1年で1時間になり、京bizWにはメーンキャスターに華道家の池坊美佳さんをお迎えし、3年間、私は番組づくりとアシスタントを務めさせていただきました。自分で作った自分がメーンの番組のアシスタントになるのは正直、疑問もありましたが、池坊さんをお迎えして番組には池坊さんのお知り合いの超有名人の方にたくさん御出演いただき、たくさんのご縁をいただきました。制作費が限られるなか、池坊さんには多大なるご協力をいただきました。

 ごく限られた制作陣ですが、「ALL for Kyoto」を合言葉に、少しでも京都のお役に立つ情報をと番組作りを進めていくうちに、番組の趣旨に御賛同いただけるスポンサーが1社、また1社と増えていきました。
 2011年4月からは京bizSとなり、アシスタントに遠藤奈美アナウンサーを迎え、多彩なコメンテーター陣とともに、リスタートします。経済情報だけではなく、いま、京都で行きたいお店をご紹介する「マチネタ」は遠藤アナウンサーを筆頭に私たちスタッフが足で情報を得て「どこにもまだ出ていないお店を紹介しよう」と体重を増やしながらお店探しをしました。番組放送翌日、お店に行列ができる様子を確認し「この番組は確実に京都のみなさんにご覧いただけている」ということを実感できるコーナーでもありました。
 2016年4月には総合的な報道番組としてニュースも深堀りする京bizXとなりました。
 ローカル局は、経済的な基盤が弱く、特に報道地域情報系の番組は、「売りにくい」「売れない」と言われてきました。そんな中、「ALL for Kyoto」の番組作りに共感し応援いただくスポンサー様は順調に増え、2017年4月には1時間半に拡大することになりました。
放送時間が長くなるとそれだけたくさんのコンテンツを作る必要があり、限られた制作費のなかで質の高いコンテンツを作ることは難しいことです。しかし、そのノウハウこそ京ビズシリーズがこの11年で得てきたノウハウで、大きな局では作れない、独自の番組になることができたと思っています。

 これまでに番組に関わっていただいたスポンサーさま、出演者、コメンテーター、ゲスト、制作スタッフ、制作会社、取材にご協力いただいた企業、なによりも視聴者のみなさまには感謝してもしきれません。そして、この番組をスタートするきっかけを作ってくれた当時の経営陣にも感謝しかありません。ときに「どうしてこんな試練を・・・」と頭をかすめたときもありましたが、厳しくも優しく見守り続けてくれた局に改めて感謝します。

今回の京都創造者賞の受賞は、私たちスタッフにとって身に余る光栄であり、まだまだ京都のみなさまに御恩返しができる立場にありませんが、「これまでの業界の慣習にとらわれることなく、独自の方法で京都に貢献するように」と激励をいただいたのだと自覚しております。

私は今、この番組を情報の交差点として、地域創生の基点として、京都のみなさまにお使いいただきたいと考えています。どんな優れたことをしていても、その素晴らしさが多くの人に伝わらなければ発展することはできません。私たちは独自の動画コンテンツをつくることができます。これまで600社の取材をもとに得たノウハウを、京都のみなさまに使っていただきたいと思っています。

 これまでも常に新しい取組に挑戦し、ローカルメディアの新しいあり方を京ビズを通じて探ってきましたが、現在も、番組と地域おこしを連動させた取り組み、そして新しい情報発信に向けて奔走しています。公表できる段階になれば、みなさまにお知らせいたします。

 このような素晴らしい賞をいただいて、いい加減な番組を作ることはできません。さらに質の高い番組が作りができるようスタッフ、制作体制を強化して、番組を通じて京都の皆さまに少しずつ御恩返しをさせていただきたく存じます。引き続き、京ビズ、そしてKBS京都をよろしくお願い申し上げます。

2017年7月24日
竹内弘一

番組概要

今まで以上に京都の“とことん”こだわり、今、必要な京都の情報をジャーナリスティックに、より深く、お伝えします。

番組コーナー

ジャーナルX

その週に起きたニュースを丁寧にお伝えするトップストーリー。メーンキャスター竹内弘一が、現場に飛び出し独自の視点でリポート、スタジオでやさしく解説するコーナー

ビジタネ

500社を超える企業を取材してきた番組の中核をなすお馴染のコーナー!竹内弘一と遠藤奈美が精力的に取材してお届けします。

おさらいエコのみぃ

週間の京都経済ニュースを1~2本お届けするコーナー。コメンテーターの解説も合わせて京都の経済トピックスを鋭く振り返ります!

プレゼンアニー

現役大学生のオーバマイヤー・アニー・玲奈さんの目線で、新しいお役立ちグッズやサービスをプレゼンテーション!!

8ミニッツ

生放送・収録を問わず、時代を動かすキーパーソンに突撃取材。タレント、政治家、芸術家、スポーツ選手、企業経営者などなど、出演者のジャンルは様々。竹内弘一と遠藤奈美が8分間の限られた時間の中で旬の人物との生き生きとしたトークを繰り広げるコーナー!!

Kyoto イズム

KBS京都報道局が押さえておくべき社会問題を独自目線で総力取材!その時、一番旬な情報を詳しく!

あすへのSwitch

京都の名経営者や歴史上の偉人が残した一言を紹介。きっと心を動かす一言、考え方をプラスにできる一言に出会える。

水巻善典のブレインショット(隔月1回)

世界を知るプロゴルファーの水巻善典さんが、その日の『京bizX』で紹介したトピックスの中からビジネスキーワードを抽出。ゴルフと巧みに結びつけて、独自の視点で週末のゴルフのスコアアップに有益な考え方を伝授します。

番組へのメッセージ

番組への感想や要望などは、「メールフォーム」をご利用頂くか、メールソフトから「kyobiz@kbs.kyoto」までお送りください。

京bizX 放送内容

4月19日(金)の放送内容
  • ビジタネ…精華町のベンチャー育成施設「けいはんなオープンイノベーションセンター」の広大なスペースを生かした、ロボットの開発施設を取材しました。
  • 8ミニッツ…京都映画界の名匠・中島貞夫監督がスタジオ生出演。先週公開された、20年ぶりの長編劇映画にこめた、チャンバラ映画、日本映画への思いをうかがいます。
  • マチネタ…最近京都で人気上昇、お店も増えてきた「煮込み料理」の一味違う新店を紹介します。
  • スグレモノ…京都を代表する人気DJがプロデュースしたお弁当がスタジオに登場します。