学天即のナルホド〇〇学、今年もよろしくお願いいたします。
新年1発目は京都国際マンガミュージアムからお届けしました。
元々小学校の校舎だった建物を利用したとってもいい雰囲気のミュージアムです。
館内にはマンガがズラリ!
ただ今回、マンガを学びに来たんじゃないんです。
テーマは「収集学」!?
ミュージアムの研究員がちょっと変わったコレクターなんだそうです。
その人物がいるという研究室へ・・・
この方がそのコレクター、伊藤研究員。
着ているTシャツがなぜか・・・
これはきっとまだまだ変わったものがあるに違いない!
コレクションも見せていただきました。
定番の牛乳瓶のフタに
節分のお面
果物に貼ってあるシール
などなど出てくる出てくる変わったコレクション!
中でも極めつけはこの2つ!
まずは
そして
正直、「なんでこれを?」と思うものばかりなのですが、伊藤さん曰く、
「マンガミュージアムのマンガ雑誌なども元々は読み終わった後捨てられていたもの。
いつかマンガのようにこのコレクションも価値が出る時が来るかもしれないので集めている」のだそうです。
ただそれだけではなんか腑に落ちない。
そんな二人の様子を察してか、最後に地下収蔵庫へ案内していただきました。
そこで見せていただいたのは「赤本」と呼ばれている戦後のマンガ冊子。
元々は路上などで販売されいて、読んだらすぐ捨てられる使い捨ておもちゃのようなマンガ。
使われている紙の質も劣悪で、絵のクオリティも大半は決して高いとは言えない代物だったとか。
でもそんな「赤本」の世界から実はマンガ界に革命が起きたのだそうです。
赤本出身の漫画家さんが後にメジャーマンガ雑誌にデビューし、
マンガ界を席巻する大革命を起こしてきた、そういう歴史があるそうです。
当時は読んだ後すぐ捨てられていたゴミのような冊子が、歴史的にも史料的にも今ではとても貴重なものに大変身!
これが「収集学」で伝えたかったことでした。
想像以上に壮大なストーリー展開に学天即も
本当に思っていた以上に奥の深い「収集学」でした。
マンガミュージアムの伊藤さん、中村さん、ありがとうございました!
※「きらきん!」に掲載されている情報はオンエア当時のものになります。