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韓国ドラマ

韓国ドラマ
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ストーリー
あらすじ

時は1776年。密命により王の肖像画を描いていた元老画員の謎の死を契機に、その事件を調査していた画員たちの殺人事件が次々に発覚する。
それから10年後、中堅画員のキム・ホンドと、新入りのシン・ユンボクの才能に理解を示す王に対し、それを忌み嫌う臣下らが二人を亡き者にしようと企て、結局二人は宮廷から追放されてしまう。
しかし王は、二人に10年前に描かれた王の肖像画を探し出すよう密命を出す。果たして二人は謀略と危険をくぐり抜け、肖像画を見つけ出し、関係者の死にまつわる秘密も明らかにすることができるのか?

第1話「外遊写生」

第1話18世紀の李氏朝鮮時代。王室の画事を担う図画署は、絵師を目指す生徒たちで活気にあふれている。いつも仲間たちから問題児扱いされているシン・ユンボクは、その中でもずば抜けた絵の才能を持っていた。ある日、春の行事である写生へ出かけたユンボクは、山奥の家でひとりの女性を見つける。木陰に佇むその後ろ姿に魅了されたユンボクは、夢中で筆を走らせるが、彼女に気づかれ慌てて逃げ出す。その女性は、秘密裏に宮中を抜け出していた王大妃だった。彼女はその事実が正祖に知られることを恐れ、絵の描き手を見つけ出すよう家来たちに厳命する。

第2話「掌破刑(前)」

第2話図画署に呼び戻されたキム・ホンドは、最初の授業で逆さの屏風を模写するという課題を出す。彼は生徒の筆致をつかむことで、王大妃の絵を描いた者を見つけようとしていた。そんな中、「描くとは?」という問いかけに「恋しさ」と答えたユンボクに興味を覚える。一方、別堤のビョクスと礼曹判書は、王大妃の厳命で掌破刑が執行されることになり、犯人が見つからなくても誰かがその犠牲になるだろうと恐れていた。そして生徒たちの課題作品の中から1枚だけ優秀なものを見つけたホンドは、王大妃の絵を描いたのが誰かを確信するのだった。

第3話「掌破刑(後)」

第3話チョンヒャンの琴を聴きながら、掌破刑になる身を思い悲しみに暮れるユンボク。ホンドは、確かに王大妃の絵を描いたのは図画署の生徒だが、才能ある彼を刑に処すのは惜しいと正祖に訴えるのだった。図画署で掌破刑の準備が進められる中、ホンドは知人に頼んで何とかユンボクを逃がそうと考え、ユンボクも言われるがまま馬を走らせる。そして迎えた刑執行の時間。礼曹判書に犯人は誰かと追及されたホンドは、捜すことができなかったと答え、生徒にその絵を描かせたのは上の責任だと処刑台に自分の手を置く……。

第4話「群仙図」

第4話谷底に自ら沈んでいこうとしたユンボクを助け、手の治療をさせたホンド。だがユンボクは頑として図画署に戻ることを拒む。一方、図画署では、ビョクスがホンドを早々に平壌へ帰そうと企んでいたが、ホンドはそれに応じようとしない。やがてユンボクを市場見物へ連れ出したホンドは、自分も同じような壁にぶち当たったことがあると昔の思い出を語り始める。そして、ユンボクの手に自分の手を重ね、絵を描くことに。そんな彼に信頼感が芽生え始めたユンボクは、次第に生き生きと筆を走らせるようになる。

第5話「端午風情」

第5話ユンボクは描きかけの絵の空白を埋めるとホンドに宣言して飛び出していく。そんな中、ホンドは旧友のトッポンと再会を果たす。イルォルタンの情報を尋ねるホンドに、トッポンは彼の子どもが生きていると伝える。そのころ、ユンボクはチョンヒャンを訪ね、自分の描いた絵の中に入ってほしいと頼んでいた。ユンボクに言われるがまま服を脱いだチャンヒョンと、そんな彼女を夢中で描いていくユンボク。下絵を完成させ、上機嫌で帰って行くユンボクだったが、突然後ろから何者かに襲われてしまう。

第6話「同題各画」

正祖に絵を評価され、見事絵師に合格したユンボク。ホンドも図画署に残れることになったが、右議政ヨンスンは、ホンドに過去の事件を嗅ぎまわれないよう策を講じろとビョクスに命じる。やがてトッポンにイルォルタンの娘が生きていることを吐かせたビョクスは、一連の問題をジョニョンに託すことにする。そんな中、ユンボクはホンドに連れられ正祖の元へ。顔を上げられないぐらい緊張するユンボクだったが、正祖に2人の対決が見たいと言われ、ホンドと同じ画題で絵を描いて競い合うことになる。

第7話「正風」

服を脱いだチョンヒャンと一緒にいるところを、ビョクスたちに見られてしまったユンボク。今日が最後だから時間がほしいと涙ながらに訴えるユンボクを、ホンドは無理やり連れ出そうとする。チョンヒャンはそんなユンボクに自分の髪を切って渡し、別れの挨拶をするのだった。対決用の絵をひとりで仕上げながら、隣にいないユンボクを思って寂しさに駆られるホンド。だが、ユンボクが姿を現すと彼の失態をなじってしまい、ふたりは言い争いになる。翌日、彼らは正祖にそれぞれの絵を見せに行くが……。

第8話「御真画師(起)」

突然、役人から雑役を命じられた図画署の絵師たち。それが大臣らの差し金だと知った正祖は、君主としての威厳を彼らに知らしめるため、王の肖像画を描く“御真画師”を行うことに。さらにホンドを呼び出し、敵を追い払うような御真を描いてくれと頼む。そんな中ユンボクは、御真画師の競合へ参加するためホンドに肖像画を教えてほしいと懇願する。ユンボクは画事の後行われる論功行賞で、ヨンボクの図画署への復帰を望もうとしていたのだ。一方、ホンドと正祖の親密な関係を恐れる王大妃は、ホンドが競合に参加できないよう企む。

第9話「御真画師(承)」

御真画師の競合を目前にして、人々の話題はホンドとイ・ミョンギのどちらが勝つかということに集中していた。そして競合がスタート。画題は、“容把”(朝鮮時代のモンタージュ)を絵で表現するという、これまでにない珍しいものだった。対決間際でも、何かにつけてホンドに突っかかってくるミョンギ。ホンドはついにイルォルタンや師匠の話まで持ち出してきたミョンギといざこざを起こすが、そのとき彼に眼鏡を踏まれてしまう。裸眼で対決の絵に挑むことになったホンドは、助手のユンボクに一番大事な顔の部分を託す。

第10話「御真画師(転)」

御真画師のため宮中へ向かう準備をするホンドとユンボク。ユンボクはハンピョンから、これから相部屋となるホンドに正体がばれないようにと忠告される。またヨンボクからは、彼が作った紅花の顔料をもらって励まされる。ついに宮中に入った二人。朝鮮初代王の肖像画を目にし、ユンボクは御真画師の恐れ多さに怖じ気づきそうになるが、ホンドからお前はよくやっていると勇気づけられる。ハンピョンの忠告通り、実は自分が女であることをホンドに気付かれないよう警戒していたユンボクだが、入浴中にホンドがやって来て…。

第11話「御真画師(結)」

集中して御真の下絵を仕上げていくホンドとユンボク。一方ビョクスは、今回の御真画師が成功すれば自身の座さえ危ういという不安を感じていたが、部下からある報告を受けると一人ほくそえむ。ついに完成した下絵を立てかけるユンボク。ホンドはその紙に映し出されたユンボクの影を見て、思わずお前は本当に男なのかと尋ねる。動揺を隠して何とかその場をとりなしたユンボクだが、ホンドはその疑問が頭から離れなくなるのだった。そして翌日、彩色に入ろうとしたふたりは、朱砂の顔料が変色しているのを発見する。

第12話「奉審」

眠りから覚めたユンボクは、夢でみたヨンボクのことが気になり、彼に会いに行こうとする。そんな中ホンドは、ヨンボクの死を知らせるハンピョンからの書状を受け取る。御真画師を投げ出さないようユンボクには内密にというハンピョンの願い通り、明日の奉審に向けて気を引き締めろと、ユンボクを帰宅させないホンド。一方臣下たちは、奉審の参加者と共謀して御真画師を失敗させる計画を進めていた。ホンドのいない間に図画署へ出かけたユンボクは、仲間たちの話を偶然立ち聞きしてヨンボクの死を知ってしまう。

第13話「生と死」

体を張ってユンボクの減刑を訴えようと、手に火傷を負ったホンド。そこまでする理由はと正祖に問われ、御真の完成を妨げようとする者たちが顔料を変色させ、代わりの顔料を造ったヨンボクが薬剤の依存症で亡くなったことを打ち明ける。一方、何とかしてユンボクを救いたいチョンヒャンは、夫のジョニョンに助けを求めようと思案する。獄中のユンボクは、自身に会いに来たホンドの手の怪我に気づき、自分のせいだと涙ながらに謝る。そんなユンボクを、ホンドはやりきれない思いで鉄柵越しに抱きしめるのだった。

第14話「失われた睿真」

正祖から思悼世子の睿真を探すよう頼まれたホンドとユンボク。その睿真を描いたホンドの師匠スファンとイルォルタンが亡くなったときの記録を書画保管室で調べ始めるが、ユンボクはイルォルタンの本名がソ・ジンと知って動揺する。さらに、ユンボクには何かの場所を指し示す父親の声が聞こえてくる。その場所を追っていったユンボクは1枚の絵にたどり着くが、ホンドは粗悪な作品だと取り合わない。その後、2人はスファンの息子ユオンを訪ねるが、父親の絵はすべて焼いたと言う彼にぶしつけに追い返される。

第15話「五つの肖像」

戸曹判書の息子を笑わせるという画題で絵を描いたホンド。ユンボクの助言が功を奏し、見事に画題をクリアして戸曹判書の肖像画を手にする。戸曹判書は、その肖像画はまるで別人のような印象がする妙な絵だと話す。さらに、“五竹会”という画会のメンバー5人全員の絵が同様の印象だと聞いたホンドらは、残りの4人を訪ね、それぞれの肖像画をもらって検証してみることに。一方、右議政らはそんなホンドの行動を気に病んでいたが、ビョクスから全部は揃えられないと断言される。メンバーの1人はビョクスだったのだ。

第16話「顔のない肖像」

ホンドとユンボクから肖像画をすべて奪い返したビョクスは、これで一安心だと右議政らと嘲笑う。ホンドらは、仕方なくあごの部分だけ外して思悼世子の睿真を仕上げ、殿下に見せようと決心。その夜、チョゴリ姿のユンボクに羽織をかけられたホンドは、まるで夫婦みたいだと照れる。そんな彼に、自分が女だったらどうするかと尋ねるユンボク。言葉につまったホンドは、思わずユンボクの額に口づけする。やがて私画署に戻ったユンボクは、チョンヒャンに頼まれて彼女の絵を描きながら、心の中である決意を固めるのだった。

第17話「十年前の女人」

製紙工房の機械を見て、幼いころ父親と一緒にここへ来たことを思い出すユンボク。工房の主人から、肖像画の顔の部分だけ紙が分厚いと指摘されたホンドたちは、幾重にもなった紙を一番下まではがしていくことに。ついに目鼻立ちが現れ、師匠たちを殺した犯人だろうとホンドが推測する中、ユンボクは強いショックで倒れてしまう。やがて、両親が殺されたときの悪夢から目覚めたユンボクは、行くところがあると外へ飛び出す。そしてホンドは、ユンボクを診た医師の言葉から、ようやく彼女が女性であると確信するのだった。

第18話「かたき」

自分の父親を殺したのがジョニョンだと知って怒りに震えるユンボク。今にも復讐に向かおうとする彼女を、ホンドは慎重に策を練ろうとなだめる。私画署に戻り、ジョニョンに挑発的な態度をとり始めたユンボクと、彼女とチョンヒャンの間柄に気付いて嫉妬に狂うジョニョンは、互いにますます敵意を燃やしていく。さらにユンボクは、ジョニョンの女護衛の額にある傷跡を見て、彼女こそが父親が肖像画に描き残した刺客だと知る。一方、ホンドはジョニョンの件を殿下に報告し、自分が必ず事件解決の糸口をつかむと宣言する。

第19話「争闘」

ホンドとユンボクの画事対決の日がやってきた。ジョニョンの言動に目を光らせる正祖は、都承旨にホンドたちを見守るよう指示し、一方の王大妃はジョニョンを信用しきれず、万が一に備えて対策しておくよう漢城判尹に命じる。対決直前、ユンボクは2人で競う理由がまだ理解できないとホンドに不安な表情を見せるが、ホンドはユンボクが勝つことが父親の仇を討つことにつながると彼女を勇気づける。そうそうたる審査員たちも顔をそろえ、いよいよ勝負の時間に。2人に出された画題は“争闘”というものだった。

第20話「美人図」

ホンドとユンボクの対決に金を賭けていた客たちは、結果が引き分けだと知るとかけ金はどうなるのかと騒ぎ出す。戸曹判書から主催者が解決するべきだと言われたジョニョンは、自ら莫大なかけ金を負担することに。実は引き分けに賭けていた戸曹判書は、何か問題が起きたときは全責任をとるようジョニョンに念書を書かせていたのだ。そして、その戸曹判書と事前に話をつけていたのはホンドだった。驚くユンボクに、彼はチョンヒャンのことも手を打ったと話す。一方、すべてを失ったジョニョンの怒りは頂点に達していた。

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