毎週水曜20:47~20:55 / 第4土曜17:45~17:54 放送
京・風・流

竹伐り会式

 京都の夏のはじまりをつげる祭事といえば鞍馬寺の竹伐り会式。緑の美しい鞍馬寺。その中興の祖である峯延(ぶえん)上人が、大蛇を退治した故事にちなむ催し。青竹を大蛇になぞらえて、それを切り落とすことにより災いを払う。
 ほら貝の音の中僧兵に扮した男たちが登場する。稚児の「竹ならしあげ候え」との声で、4本の長い青竹の長さに切りそろえる「竹ならし」。舞楽奉納が行われて、いよいよクライマックスの「勝負伐り」が始まる。
 鞍馬寺を境として東を近江座。西を丹波座と分け、竹を切る速さを競いその結果が、その年の両地方の豊凶を占ったといわれる。すべてが終わると、観客や子どもたちが舞台にかけよる。われ先にと、竹切りの破片を拾い集める。この破片は、魔よけになるそうだ。 竹伐り会式は、水への感謝の気持ちと、災禍を断ち切るための儀式と言われている。暑い京都の夏。水を大切に思う心と、健康に過ごしたいという人々の願い、そして収穫の感謝の気持ちをこめて、竹切り会式は行われる。 (8月2日放送)

 
KBS京都