毎週水曜20:47~20:55 / 第4土曜17:45~17:54 放送
京・風・流

水の庭

 京都・岡崎の一体には円山公園、並河邸、無鄰菴、南禅寺界隈の別荘庭園、平安神宮神苑など琵琶湖疏水を引き入れた庭が数多く存在しています。琵琶湖疏水は、水力と物流のため明治23年に5年ごしで完成したもの。その文明の開化、近代技術の恩恵を巧みに利用した庭を作り出したのが、近代庭師・小川治兵衛です。
 南禅寺西に位置する無鄰庵。明治・大正の元老山県有朋が自ら設計し、小川冶兵衛が作庭した庭です。無鄰庵はその時代を象徴するように西洋文化志向と伝統的日本文化の融合空間です。同じく小川治兵衛の手がけた庭が七宝作家・並河靖之の旧邸に見られます。2階建ての主屋が疏水から水を引き入れた池に張り出し、縁側に座ると水の上に浮かぶような印象がります。 (4月12日放送)

 
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