有頂天家族2
放送日時
月曜日 20:00~20:30 オンエアは終了しました。
ストーリー概要
京都・下鴨神社、糺ノ森に暮らす下鴨家。 狸界の頭領であった今は亡き父・総一郎の血を継ぐ四兄弟たちは、 タカラヅカ命の母を囲んでそれなりに楽しく暮らしていた。
総一郎の「阿呆の血」を色濃く継いだ三男・矢三郎を中心に起こった狂乱の一夜。 次期「偽右衛門」選出も、叔父・夷川早雲の策略も、そして「金曜倶楽部」との一幕も、 すべてが一陣の風と共に京の夜空に飛び去ったあの日から季節は流れ、 洛中に心地よい香が溢れる若葉の候。毛玉たちは尻の冷えを気にもせず、うごうごと動き出す。
天狗に拐かされ神通力を得た人間の美女・弁天は京を離れ、 愛弟子である弁天に恋焦がれる隠居中の大天狗・赤玉先生こと如意ヶ嶽薬師坊は、 寂しさと不機嫌を撒き散らしながら相変わらずボロアパートの万年床で、 赤玉ポートワインを啜る日々を送っていた。
そんな折、赤玉先生の息子であり、 壮絶なる親子喧嘩の末、敗北し姿を消した“二代目”が 英国紳士となって百年ぶりに帰朝を果たす。 大驚失色。驚天動地。吃驚仰天。 天狗界、そして狸界を揺るがす大ニュースは瞬く間に洛中洛外へと広がった。
京の町を舞台に、人と狸と天狗の思惑が渦巻く毛玉絵巻第二集、ついに開幕!
「面白きことは良きことなり」
公式WEBサイト
http://uchoten2-anime.com/
キャスト
- 矢三郎
- 櫻井孝宏
- 矢一郎
- 諏訪部順一
- 矢二郎
- 吉野裕行
- 矢四郎
- 中原麻衣
- 弁天
- 能登麻美子
- 母(桃仙)
- 井上喜久子
- 赤玉先生
- 梅津秀行
- 金閣
- 西地修哉
- 銀閣
- 畠山航輔
- 海星
- 佐倉綾音
- 淀川教授
- 樋口武彦
- 二代目
- 間島淳司
- 玉瀾
- 日笠陽子
- 呉一郎
- 中村悠一
- 天満屋
- 島田敏 ほか
各ストーリー
- 第十二話
- 運命の赤い糸 (2017年6月26日)
京都の制空権を寿老人と奪い合う矢三郎の背に弁天の手が伸びる。「いいかげんになさい、矢三郎」。弁天におさえこまれ万事休すかと思われたそのとき、矢三郎の目に映った灯とは......。錯綜する陰謀と騒乱をごちゃ混ぜにした鍋が湯気をあげる。面白きことはよきことなり。
- 第十一話
- 天狗の血 阿呆の血 (2017年6月19日)
京都狸界を束ねる偽右衛門の決定の日。矢一郎は玉欄、重鎮の狸らと共に、立会人である二代目の邸宅に集まっていた。一方、偽電気ブラン工場で働く矢四郎から緊急の連絡を受けた母は、夷川発電所へと急行する。
- 第十話
- 偽右衛門の決まる日 (2017年6月12日)
偽右衛門選挙に先だってのへそ石様へのご挨拶の日。矢三郎は弁天と二代目の一触即発の危機をなんとか回避させるも、弁天の逆鱗に触れ、その身を隠すことになる。一方、旅に出た矢二郎は四国へ渡り、金長一門の元へ向かうのだが......。
- 第九話
- それぞれの二代目 (2017年6月 5日)
京都駅で矢二郎を見送る下鴨家の兄弟たちと玉瀾。だがそこに母の姿はなかった......。兄が旅立ち少し感傷的な気持ちになる矢三郎の元に、赤玉先生が狸界の頭領を決める偽右衛門選挙の立会人を拒むという、新たな問題が舞い込む。
- 第八話
- 夷川海星の秘密 (2017年5月29日)
有馬温泉での一件後、夷川家の偽電気ブラン工場では夷川早雲の葬儀が執り行われていた。事情を知らぬ狸たちはいろいろな噂話をしていたが、母は遠い目をしながら、ぽつりと早雲が夷川家に婿入りしたときのことを話し出す。
- 第七話
- 金曜倶楽部、再び (2017年5月22日)
地獄から生還した矢三郎は、弁天と共に寿老人の電車で行われる金曜倶楽部の会合に出席することに。宴席前に地獄の臭いを落とすことを勧められた矢三郎が露天風呂に入ると、そこには金曜倶楽部のメンバー、そして淀川教授の姿があった。
- 第六話
- 有馬地獄 (2017年5月15日)
かつては金曜倶楽部に所属していたが、矢三郎たちの母を救い出し、今では「狸鍋廃止!」を訴える対抗勢力「木曜倶楽部」を設立した淀川教授。そんな教授の陣中見舞いに訪れた矢三郎は、金曜倶楽部の会合が有馬温泉で開かれることを知る。
- 第五話
- 続・大文字納涼船合戦 (2017年5月 8日)
矢一郎と玉欄の仲を取り持った矢三郎だが、新たな問題が浮上する。それは毎年恒例となっている"五山の送り火"を空中から見物するための船がないことであった。矢三郎は俺にまかせろと、赤玉先生のアパートへと向かう。
- 第四話
- 狸将棋大会 (2017年5月 1日)
弁天の帰国、二代目との激突の報が狸界隈で盛り上がる中、もうひとつ話題に上っていたのは長兄・矢一郎が復活させた南禅寺狸将棋大会だった。亡き父・総一郎から将棋を教わり、兄弟で唯一腕が立つ矢二郎は将棋大会に出場することに。
- 第三話
- 欧羅巴の香り (2017年4月24日)
初夏の山道。蛙の姿のまま狸に戻れなくなった次兄・矢二郎を治すための薬を祖母に調合してもらうため、矢三郎と母は狸谷山不動院へと向かっていた。参道の入り口に到着した母は懐かしそうに石段を見つめるのだった。