真帆のこれこれ!

今日は映画「ドライブ・マイ・カー」をご紹介しました!

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第74回カンヌ国際映画祭で脚本賞などを受賞した作品で、
村上春樹さんの短編集のひとつが原作。

監督は『寝ても覚めても』などを手懸けた濱口竜介さんです。

主演の西島秀俊さんは、舞台役者であり演出家の役で、
その最愛の妻を霧島れいかさんが演じています。

そんな霧島れいかさんが、夫の西島秀俊さんに
ある秘密を残したまま突然この世を去るところから物語はスタートします。

一体なんだったのか一向にわからぬまま2年が過ぎ、
西島さんは地方で開催される大きな芸術祭の舞台を創りあげることに。

そこで出会った西島さんの専属女性ドライバーの存在が
妻の秘密について向き合う糸口になっていく...というストーリーです。

そんなドライバー役を三浦透子さんが演じられていました。


こういう風に書くとサスペンス感満載の
ドキドキ作品のようですが、真逆です。

終始静かに流れる小川のような、
急がず焦らず、ひとつひとつの場面を紡いでいくような作風なんですが、
舞台をオーディション段階から創りあげていくという世界観は
迫力あるものでもありました。

私、この作品は人生で一番衝撃を受けた...
というか自分の心に真正面から刺さる作品でした。

映画を観に行った前日、
ある作品のエキストラ出演に行って、
初めて自分がモニターにでっかく映る姿を観たんですよね。

その演技がまあ~下手というか不自然というか...
クサイ芝居だったわけです。(笑)

私が目指す俳優 安藤サクラさんみたいな
ナチュラルな演技には程遠くて、
珍しく落ち込んだ次の日にたまたまこの作品を観に行ったんですけど。

すると、この作中の三浦透子さんが
まさにナチュラル通り越した「無」の演技をされていて。

極限まで無、無気力、脱力感、演技してる?というほどに
その役の人にしか見えなくて、
まさに私が目指さないといけない姿やん...って思ったんですよ。

なんでこの人はこんな演技が出来るのかな~と
モヤモヤしつつ観てたんですが、
作中にヒントとなるセリフがあったんです。

「他人を知りたいと思うなら、自分を深く見つめる必要がある。」

これは西島秀俊さんの舞台に出ることになった
俳優役で出演されていた岡田将生さんが、
舞台稽古を通じて感じたことらしく
この言葉が心にどきーーーーんと刺さったんです。

これだな!と。

今までもこのようなことを言われては来たんですが、
腑に落ちてませんでした。

ただ今回実際に自分の演技を観て、
どんな風に見えているか、どう立ち振る舞えばいいのかなど
全く考えられていなかったな~と改めて感じて
自分を見つめ直す時が来たのだなと思いました。

いつかこの作品のおかげで、
俳優として成長する一歩を踏み出せたといえるよう
これから自分を知っていく努力をしたいと思ったまほびんなのでした。

...と、私の事ばかり語ってしまいましたが
役者や俳優を目指している方はもちろん、
どのような方でも
人間の心情の複雑さや自分ってどういう人間だっけ?と
振り返るキッカケになりますので
ぜひ観てみて下さい!