伏木先生は、大学では農学部で学び、卒業後教員として勤務するようになって
初めて「おいしさ」を研究してみようと興味を持たれたそうです。
当時、「切り口が分からない分野」とされ、
そんな研究しても泥沼だとも言われたとか。

研究する中で分かったことは、"おいしさ"は食べ物の中にあるんじゃない。
「人間の頭のなかにある」ということでした。
おいしさは４つの要素があり、
・生理的なもの（空腹、のどが渇いているなど）
・油脂、砂糖
・文化的なもの（食文化、食べ慣れているもの）
・情報（評価が高い、高級、期間限定など）
これらで構成されているそうです。
何も考えずに食べていましたが、よく考えたら確かに･･･！
面白いですね。

伏木先生が副学長を務められている甲子園大学では、
来年春に「食創造学科」を新設されるそうで、
その記念のシンポジウムが開かれます。

「宝塚で、"食"を語る」
2022年5月22日(日)13:00～16:00
宝塚市立文化施設ソリオホール
入場無料・事前申込制
詳しくは甲子園大学のHPをご覧ください。
https://www.koshien.ac.jp/

さて、来週のゲストはみそソムリエの安齋善行さんです。
これまた"うまみ"を感じるものですね♪
お楽しみに☆