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天皇杯を含め、直近の4試合負けなしと好調のサッカーJ1のサンガは、9月28日に19位のコンサドーレ札幌と敵地での一戦に臨みました。
6月の対戦では2対0で勝利している札幌との一戦だけに、ここも勝利を挙げて順位のジャンプアップを狙いたい京都サンガ。
しかし、最初にチャンスを作ったのは札幌でした。
前半わずか2分、ディフェンス裏へのパスに、11番・青木が抜け出し、ゴールネットを揺らされます。
先制点を奪われたかと思いきや、これはオフサイドの判定に。
その直後のプレイで、今度はサンガがチャンスを迎えます。
ク・ソンユンのフリーキックから原、エリアスとつなぎ、最後は川崎のスルーパスにマルコ・トゥーリオ!
これは惜しくもゴールポストに弾かれます。
絶妙にキーパーが届かない技ありシュートだっただけに、トゥーリオも悔しさをあらわにします
次に、サンガにビッグチャンスが訪れたのは、前半31分でした。
自陣内で三竿が相手ボールをパスカットすると、平戸、マルコ・トゥーリオ、エリアスとつなぎ、最後はキャプテンの川崎へ!
川崎は巧みなトラップでディフェンスを交わしてゴールを狙いますが、これはディフェンスの足に当たり、そのままキーパーに。
チャンスを作りながらも得点を奪えないサンガにピンチが訪れます。
前半終了間際、右サイドからのコーナーキックを札幌の50番・岡村に合わされ、ついに先制点を許してしまいます。
一点のビハインドで後半を迎えることになったサンガは、今ではリーグでもトップクラスの破壊力と評価される攻撃陣が積極的にゴールを狙っていきますが、なかなか決定機をつくることができません。
エリアスからのパスを受け取った原が、ペナルティーエリアに攻め込みますが・・・・
相手の体を張ったプレイの前に、得点とはなりません。
この状況を打破したいチョウ・キジェ監督は、後半22分に米本と豊川を、さらに後半26分にはムリロ・コスタ、ルーカス・オリヴェイラを立て続けに投入し、同点、そして逆転を狙いに行きます。
しかし、無情にも勝利の女神がほほ笑んだのは、札幌でした。
後半76分。札幌の33番・近藤に右サイドからの突破を許してしまうと・・・・、
福田の懸命のブロックも及ばず、追加点を許してしまいます。
サンガは4試合連続得点中だったエリアスが、札幌の厳しいマークの前に、まさかのシュート0に終わったこともあり、0―2での手痛い敗戦となってしまいました。
【声】京都サンガ チョウ監督
「勝ち点を持って帰りたかったです。
遠くまで来てくれたサポーターに申し訳ないです。
ここで下を向いても仕方ないので、次に向かいたいです。
どこが相手でも我々は立ち向かっていくだけです。
次はホームなので勝ち点3を獲りに行きます。
練習試合もありますし、良い意味で切り替えて、次に臨みたいと思います」