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障害のある人もない人も、自分らしく生きることができる社会について考えるイベントが、京都市内で開かれました。イベントではまず、京都府の取り組みとして、障害者への誤解や偏見を無くすために啓発や交流の機会、それに相談窓口を設けていることや、障害者の就労や社会活動を支援していることが紹介されました。続くトークショーでは車いすYouTuberとして活動する渋谷真子さんが登壇し「車いす生活になって初めてアスファルトがガタガタしていることに気付いた」「宿泊施設のバリアフリールームは障害者の視点に立った設計になっていない」など、例を挙げて不便さを訴えました。イベントでは日本国内で障害者手帳を持つ人が去年の時点で人口のおよそ9.2%を占めている現状があり、ことし4月からは障害のある人への合理的な配慮がすべての事業者に義務化されたことが紹介されました。集まった人たちは、障害者の目線に立って解決方法を考える大切さを感じている様子でした。