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連日30度を超える暑さの中、福岡県で5日間に渡って繰り広げられたインターハイ陸上競技の京都勢の活躍にフォーカスを当てます
投てき種目の3冠を狙う花園高校の3年、アツオビン・アンドリュウが、得意のハンマー投げで、まず魅せます。
決勝の3投目で大会記録を更新してトップに立つと、6投目の最終投てきで、これまでの高校記録を39センチ更新し、69メートル38で優勝を飾りました。
去年2位で、あと一歩届かなかった栄冠を圧倒的な強さで勝ち取りました。
これで勢いに乗ったアツオビンは、2日後の砲丸投げでも優勝を飾り、投てき種目の2冠を達成しましたが、円盤投げでは、優勝に届かず3冠とはなりませんでした。
【声】花園高校 アツオビン・アンドリュウ選手(3年)
「出し切ったというのが、最初の感想です。
チームのみんなが、うまくサポートをしてくれた。
トレーナーや先生も。3種目乗り切ることができた。
3冠という形にはならなかったが満足できる結果でした」
また、アツオビンとアベック優勝を狙った女子砲丸投げの花園高校3年、野本菜々は、前日、足を痛め実力を出し切れませんでしたが、3位に輝きました。
【声】花園高校 野本菜々選手(3年)
「花園高校は家族みたい。
高校3年間、一緒に戦えて、すごくうれしかった」
女子三段跳びの京都文教3年、山中真琴は、自己ベストタイの跳躍を見せ、去年のインターハイ10位の成績を大きく上回る2位に入りました。
【声】京都文教高校 山中真琴選手(3年)
「涙を見せながら人より練習をしてきた自信がある。
少し悔しい。みんなが応援してくれるチームで戦えたのが良かった」
男子800mに出場した洛南の2年、渡辺敦紀は、ハイペースに惑わされず、前半は抑え、後半に勝負をかけました。
滋賀学園の落合晃が日本記録をたたき出し、優勝を飾ったレースで見事3位に食い込みました。
【声】洛南高校 渡辺敦紀選手(2年)
「前の2選手は、大会新以上のペースで走るだろうと思っていたので、そこについて行ったら、今の自分の力だとつぶれてしまう。
出来る力の中で100点満点を出せたので良かった」
レース後、落合と健闘を称えあった渡辺。
この経験は大きな財産になったのではないでしょうか。